過去ログ - 渋谷凛「い……いやだ!」 武内P「…………。(だ、だから何が……)」
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32:名無しNIPPER[saga]
2015/12/29(火) 13:54:15.27 ID:SEHNt/H10
凛(二人を追って電車に乗ること数駅……)

凛(二人は駅前の商店街を抜けた後、少し大きめのスーパーマーケットに入った)

凛(……で、すかさずその後を追って入店し、相変わらず一定の距離を保ちながら二人の様子を遠巻きに観察している私、という構図なわけですが……)

武内P「――――」

謎の女性「――――」

凛(かなり楽しげに談笑しながら……二人は色んな食材を買い物カゴに放り込んでいく)

凛(時刻は現在、午後五時を少し過ぎたあたり……)

凛(これはアレか……まさか……)

凛(『夕食の買い出し』ってやつじゃ……)

凛(…………)

凛(い、いや落ち着こう。落ち着こうよ私)

凛(とりあえずこういうときはチョコだよ)ゴソゴソ

凛(さっきカフェでチョコレートパフェ食べたとこだけど……)

凛「……あまい」モグモグ

凛(よし。また少し頭が冷静になってきたよ。やっぱり疲れた頭には糖分だね)

凛(……相変わらず、そんなに疲れるようなことはしていないはずなのはさておき)

凛(で、今のこの状況だけど……確かに客観的に見れば『若い男女が仲睦まじく夕食の買い出しをしている』ようにしか見えない)

凛(でもまだ、100%そうであるとまでは断言できないはず)

凛(なぜならあの女……謎の女Xが、単に自分の夕食の買い出しにプロデューサーを付き合わせているだけ、という可能性も十分にあるからだ)

凛(だって、あれだけの数の荷物を悪びれることもなくプロデューサーに持たせるような女だもん。きっとここでの買い物もプロデューサーに全部持たせて、それで自分の家まで運ばせる気なんだ)

凛(そしてそこでプロデューサーはお役御免って感じで帰らされて、失意に暮れなずむ夕陽の中、偶然出会った担当アイドルの私をどこか美味しいごはんに連れて行ってくれるに違いない)

凛(だからそのためにも……もう少し、この二人の行く末を見届けないといけないね)

凛(おっと。そうこうしているうちに、もうレジの方に向かってる)

凛(ここで見失ったらこれまでの苦労が水の泡……くれぐれも気付かれないようにしながら、慎重に後を……)コソコソ

凛「……って、いうか……」

凛(二人が買った食材……一人分の夕食にしては、なんかえらく量が多いような……)

凛(…………)

凛(ま、まあきっとよく食べる人なんだろうね。あれだけ上背もある人だしね。うん)


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