過去ログ - 女「私、今日からイケメンくんと付き合うことになったの…」
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26: ◆Yu5RA0Xbd.[sage saga]
2015/12/30(水) 02:51:13.83 ID:Grqn/7DQo
>>24ありがとうございます

男「…」

転校生「…それで?」

男「は?」

転校生「いや、真面目に授業出て、それでなんでお昼ご飯なくなるの?」

男「購買が混むじゃん」

転校生「はぁ…」

男「いや、男子から絶大な支持を誇り学校ヒエラルキーのトップに君臨するようなお前には分からないかもしれんがな、購買というのは本来、俺みたいな底辺ぼっちが行けるような場所じゃねえんだよ」

転校生「…は?」

男「だから、要はあそこはリア充の巣窟で、輝く青春を謳歌せんと地肉を削る若人が集う戦場な訳。俺みたいな人種が本来立ち入ってはいけない聖域なの」

転校生「…何言ってんのかはさっぱり理解出来ないけど、普段は授業サボって早めに行くから買えるけど授業出ちゃうと混むから行きたくないってこと?」

男「みなまで言うなばかやろう」

転校生「…男くんってホントどうしようもない奴だよね」

男「ほっとけ」

転校生「…私のお弁当、半分食べる?」

男「…はい?」

転校生「うっ…い、いやなら別にいいんだけど…そのままじゃ午後の授業でお腹鳴って恥ずかしくなっちゃうよ…」

男「いやだってお前の弁当ってお前…」

転校生「…っ!…今回はお母さんに手伝って貰ったからダイジョブです!!ちゃんとキレイな美味しいお弁当です!!」

男「…ならいいんだが…お前はいいのかよ?」

転校生「うーん…昨日のお礼ってことで?」

男「…お前、何かにつけて俺に何か食わせようとするよな」

転校生「わっ…悪い!?」

男「いやまあ、悪かねえけど…」

転校生「じゃあ、食べようよ。…あ」

男「ん?」

転校生「お箸、ひとつしかないね」

男「だろうな」

転校生「どうしよ…」

男「俺は気にしなくていいから、お前が普通に食えよ」

転校生「いい。これ、男くんにあげる!私は購買行ってくる」

男「いやそりゃ流石に悪いだろ。もともとお前のなんだからお前が食えよ」

転校生「いいの!男くんが食べて!じゃないと私の評価が料理下手な女のままで終わっちゃう…」

男「お前、それが理由かよ…」

転校生「いいから食べて。美味しいから!」ズイッ

男「…まぁ、そこまでいうなら…」

転校生「じゃあ、私購買行くね。お弁当箱はちゃんと洗わないなら今日中に返してね」スタタタタ…

男(…あの女は結局、何がしたかったんだ…)

男「…」

男「いただきます」カパッ


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