過去ログ - 凛「夜中に目が覚めたらハナコがゴリラになってた」
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7: ◆a/CmvfV8ng[saga]
2015/12/30(水) 17:45:08.05 ID:uA5AcxmF0
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時は流れて午後十時。
防弾チョッキなど用意できる限りの武装をして私とプロデューサーは家の前に着くと既に常用車が数台と大型トラックが1台停まっていた。

ちひろ「プロデューサーさん、準備はいいですか?こちらはいつでもいけますよ」

P「準備ってその車の数は?」

ちひろ「急ごしらえですが狩猟免許を所持している人間や麻酔医と獣医をある程度揃えました」

P「凄いですね...それにしても車通りが極端に少なくありませんか?」

ちひろ「そちらは社長に手を回していただきました。ゲリラライブのため10時から12時の間はこの通りはホコテンです」

P「...それって事務所の責任になりませんか?」

ちひろ「もちろんライブはしていただきますよ?アイドルもちゃんといるじゃないですか」

ちひろさんがちらりと私を見る。
ああ、そういうことか。この人には誰もかなわないんじゃないかな...。

凛「でもそれって聞きつけたファンが来ちゃうんじゃない?」

ちひろ「はい。なので時間は10分ほどしかありません」

P「その猟師さん達と凛の家に突入するんですか?」

ちひろ「銃を持った人間が目撃されると不味いのであくまで彼らは緊急用です」

P「俺と凛で行くしかないわけですね」

ちひろ「ご武運を」

ちひろさんがプロデューサーの背中をぽんと叩いて何かを差し出す。

P「これって...」

ちひろ「はい。最終手段としてお使いください。さっきも言った通り急ごしらえですので」

P「致死量を越えるかもしれない、ってことですね」

ちひろ「ええ。ですので...使わなくていいように祈っています」

それが何かは分からないけれど私たちはもう行くしかないみたい。
プロデューサーが私の前に進み出てシャッターに手をかけた。


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