過去ログ - 川崎「ちっちゃくなっちゃった」
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1:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:18:27.46 ID:zWhlGZad0
大志「じゃあね、姉ちゃん。いって来ます」

京華「さーちゃん。いってきまーす!」

川崎「ん、いってらっしゃい」

 今日は総武高校創立記念日。
 ということで学校は休み。いつもならこの二人の愛しい弟妹と一緒に玄関をくぐる所だが、今日は家の中から二人を見送っていた。

大志「……家に一人だからって比企谷さんのお兄さん呼んだりしちゃ駄目だよ」

川崎「!?よ、呼ばないよ!何言ってんの大志!」

大志「嘘だよ。別に呼んでもいいよ」

川崎「だ、だから呼ばないって!」

京華「?さーちゃん、はーちゃんと遊ぶの?」

川崎「遊ばない!」

 そしてようやく二人が家を出る。
 全く……大志のやつ。いつからあんなませた子に……。
 そもそも、私があんな奴呼ぶはずがない。呼ぶはずがないのだ。
 そう、今日だって私が呼んだ訳ではないのだから。
 あちらからこっちに来るなら、ノーカン。のはずだ。

 ※八幡×川崎の俺ガイルSSです。

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2:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:22:36.90 ID:zWhlGZad0
 昨日の事。

八幡「おい」

川崎「ん……」
以下略



3:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:23:36.80 ID:zWhlGZad0
八幡「それで、や、その前にだな」

川崎「?…何?」

八幡「その、よだれ、拭け」
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2015/12/30(水) 22:23:51.62 ID:dNaR50++0
うほっ、いい大志


5:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:24:21.87 ID:zWhlGZad0
八幡「言えたらぼっちやってねーよ。貸してやるっつってんのに何なの?そんなに俺を傷つけたいの?」

川崎「ごめんごめん。ありがたく借りるよ」

 あぁも動揺されると逆に恥ずかしくなくなる。
以下略



6:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:25:13.04 ID:zWhlGZad0
八幡「…………はぁ?何で」

川崎「そ、そしたら明日に返せるし、あらためてお礼もしたいし……い、嫌?」

八幡「や、別に嫌って訳じゃねぇけど」
以下略



7:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:25:48.06 ID:zWhlGZad0
川崎「はぁ……」

 時計を見ると今は午前八時。
 なんだかいつもより時計の進みが遅い気がする。

以下略



8:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:26:44.68 ID:zWhlGZad0
 いや、後30分しかない。顔を洗って用意をしないと。私は洗面所に急いだ。

川崎「…………?」

 なんだか、いつもより家が広い気がする。それに、体が軽い。
以下略



9:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:27:20.91 ID:zWhlGZad0
 いや、けーちゃんではない。
 私の妹、川崎京華ではない。確かに、鏡に写った女の子は、京華と同じ位の背丈だし、似た顔つきではあるが、写った女の子は私の妹よりも目付きが若干悪く、さらに言えば、写った女の子には、京華にはない泣き黒子がある。
 そして、その泣き黒子と目付きの悪い女の子には、見覚えがあった。

川崎「ちっちゃい頃の、私だ」
以下略



10:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:30:29.23 ID:zWhlGZad0
川崎「な、なんでこんな」

 まだ寝ぼけているのだろうか。
 だがしかし、夢の感覚は全くない。
 そこで、家のインターフォンが鳴る。
以下略



11:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:31:00.41 ID:zWhlGZad0
八幡「お、やっと開いた」

川崎「い、いらっしゃい」

八幡「って、けーちゃんか?」
以下略



12:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:31:32.30 ID:zWhlGZad0
川崎「え、えっと、あの」

 どうしよう、正直に言うべきだろうか。……ちっちゃくなりましたって?信じてくれるだろうか。

八幡(……なんか様子がおかしいな)
以下略



13:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:32:16.09 ID:zWhlGZad0
八幡「うぉっ!?す、すまん」

 な、撫でた!?比企谷が!?私を!?

八幡(前はこれで喜んでくれたんだけどなぁ……。まぁ、子供の好みってコロコロ変わるしな……)
以下略



14:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:32:54.20 ID:zWhlGZad0
八幡「その、ごめんな」

川崎「い、いや別に!」

八幡「そんで、さーちゃんは……」
以下略



15:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:33:28.35 ID:zWhlGZad0
八幡(俺は12時ピッタリに来たはず……。川崎が約束をすっぽかした……?まぁ、あいつだって完璧じゃないしな。ましてや俺相手だし)

川崎(違うの比企谷……。ごめん比企谷……)

八幡「……ん?そういやなんでけーちゃんは家にいるんだ?まだ幼稚園にいる時間じゃあ?俺は今日は創立記念日だから休みだけど……」
以下略



16:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:34:40.57 ID:zWhlGZad0
八幡「そんじゃ、けーちゃん。これ、さーちゃんが帰って来たら渡しといてくれるか?」

 そう言うと比企谷は私にノートを渡した。

川崎「う、うん。わかったー」
以下略



17:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:35:13.02 ID:zWhlGZad0
八幡「……うーん、そっか…一人か……」

川崎(……も、もしかしてチャンス!?)

八幡(このご時世、幼女一人置いてさいならってのも……いやでも、お節介がすぎるか……?)
以下略



18:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:35:53.24 ID:zWhlGZad0
八幡「いろいろおかしいとは思ったんだよな……川崎が俺を家に誘うとか、川崎ほどのシスコンが妹一人置いてどっか行くとか……元から俺に子守りさせるつもりだったのか……別に子供好きだし暇だから良いけど……」

川崎(……なんか私の株がどんどん下がってく……やめときゃ良かったかな……)

八幡「んで、何して遊ぶ?けーちゃん」ヤサシイエガオ
以下略



19:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:36:28.47 ID:zWhlGZad0
川崎「はーちゃん。お昼ご飯食べたー?」

八幡「ん?そういやまだだな」

川崎「じゃあけーちゃんが作ってあげるー!最初のおままごとはお昼ご飯!」
以下略



20:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:37:19.82 ID:zWhlGZad0
川崎「だ、大丈夫だよー?」

 料理の仕方とかレシピも全部覚えてるし……。

八幡「いや、危ないぞ?火とか刃物とか使うし」
以下略



21:名無しNIPPER
2015/12/30(水) 22:38:47.34 ID:zWhlGZad0
八幡「作るのは……カレーにするか。子供でも作れるし、何よりそれ以外は俺が作れない」

川崎「わかったー」

八幡「じゃあ、けーちゃんはこのじゃがいも切ってくれ」
以下略



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