過去ログ - 提督「不幸な男女と」
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17: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/01(金) 22:01:28.79 ID:wnhe3YVQ0
あの机のことはよく覚えている。
かつて金剛がMVPをとったご褒美として、俺との外出をねだったことがある。
その時、一緒にある家具店に立ち寄り、熱心にその机を金剛が眺めるという一幕があった。
俺が「その机、欲しいのか?」と金剛に尋ねると。


金剛「うーん、綺麗な机だとは思いマスガ……」


と言って、金剛は値札に視線を向けた。
なるほど。
かなり高価な代物である。
俺の給料2ヶ月分でも、足が出る額であった。


金剛「また今度にするネ。楽しみはあとにとっておくものデース。さ、提督。デートの続きネ!」


そう言ってその時は店を出た。
しかしその後も金剛は何度かあの店に、机を見にいっていたようだ。
そんなことを風の噂で聞いた俺は、金剛とケッコンカッコカリを行う際、あの机を贈ることにした。


金剛「提督! Thank youネ!」

提督「まぁ、カッコカリとは言え、一応、な」

金剛「私、この机を一生大事にしマース! 本当に本当にThank youネ! でも……」

提督「ん?」

金剛「Japanでは花嫁が、嫁入り道具を持って行くって聞きました。これじゃあ逆デース……」

提督「ん、まぁ、そうかな?」

金剛「Umm……そうだ! 提督、ちょっとこっちに来てくだサーイ」

提督「? 何だ?」

金剛「いいからいいから」


そう言って金剛は、俺の頬にキスをした。


金剛「I love you forever.I need you」


そう言って。


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