過去ログ - レーベ「初めての耳掃除」
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1: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:09:29.14 ID:RoYh4VBHo
地の文
―――――――――――――

クリスマスも終わり、今年もあと一週間を切っていた

そんな冬のある日、ビスマルク建造のためレーベを秘書艦に任命し、執務を手伝ってもらっていた。当然ビスマルクは今日も出てこない

黙々と書類の山を消化していると、ふとレーベの動きが目に入る

俺に負けじと書類を消化しているが、たまに耳元を指で掻いているのだ。気になったので訊くことにした



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2: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:10:05.27 ID:RoYh4VBHo

「さっきから耳をいじってるみたいだが、どうした?」

「ちょっと耳の中が痒いんだ。でも指を入れるわけにもいかないからこうして気を紛らしてるんだけど……」

以下略



3: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:10:35.29 ID:RoYh4VBHo

「なるほど、これは痒くて仕方がないかもな」

「どういう事?」

以下略



4: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:11:05.51 ID:RoYh4VBHo

「耳の中に竹でできた耳かきを入れて、耳垢を取る事なんだが……」

「……それって、医者がやる事じゃないのかな?」

以下略



5: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:11:34.53 ID:RoYh4VBHo

――それは医療行為と変わらない。医者の資格を持ってない人が耳の中に異物を入れるのは危険だ

――そんな棒を耳の中に入れて痛くないのか

以下略



6: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:12:01.40 ID:RoYh4VBHo

「……もう一度、耳の中を見せてもらってもいいか?」

「うん」

以下略



7: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:12:34.31 ID:RoYh4VBHo

道具を用意した俺は執務室に戻り、鍵をかけた

「どうして鍵をかけるんだい?」

以下略



8: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:14:24.75 ID:RoYh4VBHo

「ほら、膝の上に横向きで頭を乗せるんだ」

「う、うん」

以下略



9: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:15:08.46 ID:RoYh4VBHo

「じゃ、今から始めるが痛かったら言ってくれ」

「う、うん……」

以下略



10: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:15:37.71 ID:RoYh4VBHo

「て、提督?」

「耳掃除っていうのは別に怖いものじゃないんだ。よっぽど下手なやつがしない限りは耳を痛めることはほとんど無いし、溜まった耳垢が無くなると結構気持ちがいいんだぞ?」

以下略



11: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:16:19.87 ID:RoYh4VBHo

「大丈夫だ。それで、肝心の耳掃除の時についてだが、最初はやっぱり少し痛かったな。でも、段々と張り付いた耳垢が取れる度にちょっとした快感になっていたんだ」

レーベはまだ体験していないのでよく分からない様子だ。無理もないが

以下略



12: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:16:45.60 ID:RoYh4VBHo

「そうか。やってもいいんだな?」

「うん、提督に任せるよ」

以下略



13: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:17:13.40 ID:RoYh4VBHo

「あっ、そこ……」

「ん、どうした?」

以下略



14: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:17:44.43 ID:RoYh4VBHo

「ふぅ、何とか成功した」

「お疲れ様……とても苦戦しているみたいだね」

以下略



15: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:18:10.31 ID:RoYh4VBHo

それから時間が経ち、何とか奥の耳垢を取り終えた俺は梵天で仕上げに入った

「ボンテンだっけ? これ、いいね」

以下略



16: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:18:40.60 ID:RoYh4VBHo

「Guten Tag. 私はビスマルク型戦艦のネームシップ、ビスマルク。よおく覚えておくのよ」

一ヶ月後、何連敗したかも分からない大型建造で、ついにうちにビスマルクが着任した

以下略



17: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:19:06.07 ID:RoYh4VBHo

「それじゃ、まずは鎮守府に何があるのかを覚えてもらうために案内をしてやりたいが俺は書類仕事があるから手が出せないんだ」

「そうみたいね」

以下略



18: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:19:36.24 ID:RoYh4VBHo

「それで、話は済んだかしら?」

「ああ、一応な」

以下略



19: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:20:09.74 ID:RoYh4VBHo

約一時間後、案内を済ませたのかレーベが執務室に戻ってきた

「おかえり、もう案内は済ませたのか?」

以下略



20: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:20:36.03 ID:RoYh4VBHo

夜になり、執務がやっとすべて片付いた

「これで終わりだな。お疲れ」

以下略



21: ◆Iris/WZGeA[saga]
2015/12/31(木) 15:21:08.62 ID:RoYh4VBHo

「……先にいいぞ」

「いや、提督が先に話すべきだと思うんだ」

以下略



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