過去ログ - 【R-18】寝取られの運命(さだめ)
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うっかりピエロ
◆yXF/ojHTKk
[saga]
2016/02/08(月) 16:51:58.62 ID:uAqsbpaBO
………………………
………………
………
甘優「………」
浩二「………は、はは…」
甘優「……お父さん。初めに相談したいと言われた時、こんなゴミ屋敷に私を招こうとしたんですか?」
浩二「ご、ゴミ屋敷っ?」
甘優「まごう事なきゴミ屋敷です。いえ、ここはもう家とかじゃなくてここそのものがゴミです」
浩二「ひどいっ」
甘優「何がひどいですか。私が以前ここにお呼ばれした時はもっとちゃんとした綺麗なお家でした。それが…見る影も無いじゃないですか」
浩二「だ、だから…それは家内が」
甘優「…はぁ。甘えていたっていうレベルじゃないですよこれは……。もういいです…お父さん、エプロンはありますか?」
浩二「あ、そ、それなら台所に家内のが」
甘優「それを持ってきて下さい。あとゴミ袋を買ってきて下さい。家庭用ゴミ袋、可燃と不燃の45リットルを各三袋ずつ」
浩二「わ、分かった」ダダダッ
甘優「………よし、捨てるぞっ!」ギュッ
私はバッグから大きめのハンカチを取り出して頭に巻いて奮起した。
………………………
………………
………
およそ三時間を費やし、漸くゴミをある程度片付けた。何だかんだとお父さんも手伝ってくれて、渋々ながらも物を捨てていった。
ゴミは纏めて外の庭に仮置き、翌週ゴミ業者さんに回収してもらう事にする。
時刻は夜11時を指していた。額の汗を袖で拭って一息つく。
甘優「ふぅ…何とか『家』になりましたね」
浩二「…最初から家だったんだけど…」
甘優「…まだそんなこと言ってるんですか?」ギロッ
浩二「う…ごめんなさい」タジ…
甘優「もう…。これからはちゃんとお掃除して下さいね。せめて脱いだ服は洗濯機に入れて下さい」
浩二「…やっぱり毎日通ってくれんかね?」
甘優「あ・ま・え・な・い」
浩二「………はい」
これはでも、お父さんの為でもある。
お母さんが亡くなった時のことを考えたら一人で全てをこなさないといけない。私と高志さんが一緒になるまでの間はどうしても頑張ってもらわないと駄目だから…。
今の内にある程度家事を覚えてもらわないと…。
浩二「それにしても…腹が減ったなぁ。店屋物でも頼むか?」
甘優「駄目ですよ。そんな事にお金を使ってたらあっという間にお金が無くなっちゃいます。それに今の時間はもうどこもやってませんよ」
浩二「いやいや、今はファミレスなんかもテイクアウトとかあるしな?届けてもくれる」
甘優「ですから、お金を極力使わない方向で考えて下さい。そういう不精なところから部屋の片付けが出来ないことに繋がるんです」
浩二「むう…しかし俺は料理が出来ないし…」
甘優「………はぁ、仕方ないですね。私が作ります」
浩二「おお、久し振りの手作り料理か!しかも甘優ちゃんが作ってくれるなんて嬉しいなぁ!」
甘優「もう…大袈裟ですよ」
………しかし、もう夜の11時だ。今からご飯を作っても、食べる頃には12時を回るだろう。
そこから帰るとなると家に着くのは丑三つ時を過ぎた頃か……。
とりあえず冷蔵庫を漁ってあるものでちゃっちゃと作ってしまおう。
私は再び気合を入れると台所に立った。
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