過去ログ - 【R-18】寝取られの運命(さだめ)
↓
1-
覧
板
20
73
:
うっかりピエロ
◆yXF/ojHTKk
[saga]
2016/01/02(土) 21:23:13.26 ID:JcQYtJMTO
>>70
くく…なかなか良い読みですね。
しかし………地雷とは本来 “どういった意図” で “どういう風に設置するか” を考えれば、また別の答えが見えたりしますよ…ふふふ………
以前までの私とは思わないことだなぁっ!
このピエロは件(くだん)の “神” ほど生温くはないぞぉッツ!!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
甘優「うん、分かった!お姉ちゃんが遊んであげる ♪ 」
奏太「やったぁ!」
奏太くんはその場で跳んで喜んだ。
甘優「でも奏太くんが寝るまでだよ?いい?」
奏太「うんいいよ!」
甘優「よし、良い子。じゃあお家教えてくれる?」
奏太「うんっ!」
奏太くんは私の手を引き走り出した。
子供の相手は嫌いじゃない。むしろ好き。
プライベートではあるけど、これも何かの縁だと思い、私は奏太くんに連れられて彼の家へと向かった………。
………………………
………………
………
昭和を匂わせる木造の古い貸家。
道路から見て四棟あるその内の左奥が奏太くんのお家だった。
まだこの様なものがあったかと思わせるほど古びた家屋。外壁は雨風を防ぐ程度の強度だろう。強い地震がきたら全部潰れてしまうんじゃないかと思うほどだ。
奏太「お姉ちゃん入って入って!」ガラガラッ
甘優「う、うん…お邪魔します」
中は………それなりに整頓されていた。
と言うよりも “物” 自体がそんなに無い。
布団は敷かれていて小さなテレビが一つ。石油ストーブと三面鏡の鏡台。小さな丸テーブルが置かれている。
お風呂とトイレは別。
台所は使った形跡が見られず、45リットルゴミ袋が袋のまま置かれていて、中身には空になったコンビニ弁当が沢山放り込まれている。
それでも冷蔵庫とレンジ、ポットと炊飯器は置かれている。全て中身が入ってるかは疑問だけど…。
甘優「………奏太くん、ご飯は?」
奏太「無いよ。さっきママ怒らせちゃったから今日はご飯無しだと思う」
甘優「怒らせたらご飯無し…って?」
奏太「いつもお買い物の時にお金貰うの。でも今日はママ怒っちゃったでしょ?だからお金貰えなかったし…」
甘優「ま、待って。ご飯無しなんて時そんなにあるの?」
奏太「ママが機嫌悪い時はご飯無いよ?機嫌良いとお金くれるけど…」
甘優「それで…コンビニでご飯買うの?」
奏太「そうだよ?」
甘優「ママはご飯作ってくれないの?」
奏太「作るのめんどくさいんだって。たまに納豆とか卵焼き作ってくれるけど…でもコンビニのお弁当も美味しいよ!」
甘優「そんな…」
私は………言い知れぬ憤りを感じた。
まだこんな幼い育ち盛りの子供にコンビニ弁当だけ食べさせている親がいることに、腹が立った。
そういう人が居ることは知ってた。でもそれはどこか他人事のようで、どこか別の世界の話のように思っていた。
もちろんそれに怒りを感じていなかったわけではないけど、少なくとも私の周りでそんな話しは聞かなかったから、私はその触れ得ない環境がある事に目を瞑っていたんだと思う。
でも、今、正にそういう境遇の子供を目の当たりにして…私は認識の甘さを痛感した。
甘優「………分かった。お姉ちゃんがご飯作ってあげる!」
奏太「えっ!!本当にっ!?やったぁ!!」
甘優「その代わり、残したら承知しないわよぅ?」
奏太「残さないよ!僕嫌いなもの無いもん!」
甘優「ふふ、オッケー ♪ お腹膨らむまで食べさせちゃうんだから!」
私は一先ず冷蔵庫を開ける。人様のお家の冷蔵庫を開けるなんて無作法もいいとこだけど、そんな事も言ってられない。
中身はやっぱりすっからかんだった。期限の切れそうな牛乳と卵だけ…。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
604Res/366.61 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【R-18】寝取られの運命(さだめ) -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1451639489/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice