過去ログ - 【R-18】寝取られの運命(さだめ)
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うっかりピエロ
◆yXF/ojHTKk
[saga]
2016/01/02(土) 21:24:28.66 ID:JcQYtJMTO
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買い物を終えて奏太くんのお家に戻ると私は腕まくりをして台所に立った。
奏太「お姉ちゃん、お買い物してきたの?」
甘優「そうよ。奏太くんはテレビでも見てて。お姉ちゃんがチャチャッと美味しいご飯作っちゃうからね!」
奏太「…うんっ!」
手を洗い先ずは米を三合炊く。
ビニール袋から挽肉とパン粉を取り出してボールにあける。玉ねぎの外皮を剥いて微塵切りにしたものを再びボールへ投入。冷蔵庫から卵を取り出してそこにまた二つ落とし込んでおく。
二つの鍋でお湯を沸かし、一つの鍋にブロッコリーとアスパラガスを入れ、もう一つの鍋には鰹節と昆布を投入して出汁をとる。
その間にレタスを千切り深皿に持って四等分に刻んだトマトを二つ分、外回りを囲うようにして盛り付け、中央に油を切ってマヨネーズをまぶしたツナを盛る。茹でたブロッコリーとアスパラガスを中央のツナに立てるようにして盛り、1センチ角に切ったチーズを上から撒く。オリーブオイル、塩、胡椒、レモン汁を混ぜたドレッシングを掛け、出来上がったサラダを冷蔵庫へ入れる。
豆腐とワカメ、長ネギを鰹と昆布の出汁が入った鍋へ投入して、火を落とす。
ボールにあけた挽肉たちをこね回し──────…
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甘優「奏太くんできたよぉ ♪ 」
奏太「わあっ!!ハンバーグだぁっ!!」
甘優「しかも特大よっ。サラダもちゃんと食べてね」
奏太「うん!いただきまぁすっ!!」
甘優「ふふ…召し上がれ ♪ 」
奏太「………ふごい!美味ひいっ!!」
甘優「沢山食べてね?おかわりもあるから」
奏太「やった!」モグモグッ
奏太くんは大きなハンバーグに箸を刺してがっつくように食べる。
私はそれを見て何だか幸せな気分に浸った。
………………………
奏太「ご馳走さまぁ!」
甘優「ふふ、お粗末さまでした ♪ 」
奏太「お姉ちゃんお料理上手だね!」
甘優「そんなに美味しかった?」
奏太「うん!…あーあ、お姉ちゃんがいつもご飯作ってくれたらなぁ…」
甘優「ママだって…たまにはご飯作ってくれるんでしょ?」
奏太「作ってくれるけどお姉ちゃんの方がお料理上手だよ」
甘優「そんなこと言わないの。お母さんだってお仕事忙しくて大変なんだから…」
考えてみればここは母子家庭なんだ。女手一つで子供を養うのは大変だろう。
私は少し恥じた。料理もしない母親だと決めつけて、勝手に怒ってた。
この時間もこの子の為に汗水たらして働いてるというのに………。
奏太「でも…」
甘優「ママは奏太くんの為に必死で働いてるのよ?ママっていうのはどんな時でも自分の子供が大切なの。ご飯作るのももちろん大事なことだけど、働いてお金を稼ぐことも大事なの…分かるよね?」
奏太「うん………でもママはいつも僕を産まなきゃよかったって言うし…早く出てってほしいって言うよ」
甘優「…え?」
奏太「僕は要らない子なんだって」
甘優「そ、そんなこと…」
そんなこと……母親が言う?
俄かには信じられないことだった。私は言葉に詰まる。
奏太「でも僕はママのこと好きだよ!ママは僕のこと嫌いって言うけど…僕はママが好き!」ニコッ
甘優「奏太くんっ…」ポロ…
奏太「?お姉ちゃん、何で泣くの?」
健気だ…。
でも、悲し過ぎる。どうしてこんなに良い子が辛い目に合わなければいけないんだろう…。
奏太「…お姉ちゃん?」
甘優「ううん、何でもないの…。さ、洗い物しちゃうわね」
奏太「僕もお手伝いするよ!」
甘優「…ふふ、そう?じゃあお願いしちゃおうかな ♪ 」
奏太「任せてっ!」
私と奏太くん、二人並んで流しに立って洗い物をした。
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