3:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/03(日) 23:57:56.19 ID:hk0qelnk0
机に向かっていると、またメールが届いた。小町さんからだった。
『雪乃さんお誕生日おめでとうございます☆ ごみ……間違えました! 兄からも何かするように言っておきますのでお楽しみに!』
相変らず兄妹仲が良さそうで安心する。どこかの家とは大違いねと、少しだけ羨ましく思った。じっと、メールの本文、そのさらに後方を無言で読み返す。
『兄からも何かするように言っておきますのでお楽しみに!』
とくん、と心臓が跳ねた。急に暑く感じて、ぱたぱたと手の平であおぐけれど、それでも顔の熱は引いてはくれなかった。
意識しないように、そのことには触れずに返信文を打ち込んで送信した。
「……ちょっと素っ気なかったかしら?」
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