169:摩耶は「君に届け」の大ファンです。[saga]
2016/03/03(木) 20:34:49.26 ID:DZqLWh5x0
「ところで、その『月刊MEHYO』は摩耶さんのですか?」
「え、ええ、そうなの。朝潮ちゃん知ってるの?」
「駆逐艦や軽巡艦のなかには結構購読している子もいますよ。内容は最近都で流行の服とかアクセサリーとか」
「摩耶がおしゃれに気を遣うようになったのね」
高雄が信じられないとばかりに掠れた声をあげる。
高雄が知っている摩耶の愛読書はもっぱら少女マンガである。
駆逐艦の子達の方がよっぽど大人っぽいのではないかと、少女マンガを熱心に読む妹を窘めたこともあった程である。
「デートスポットの特集も頻繁に組まれていますね。ほら、このページなんて付箋まで貼ってますよ」
「この猫さんの付箋は摩耶のに間違いないわね…」
「でしょ?だから言ったじゃないの」
「朝潮ちゃんも読んでるの?」
「たまにですが」
「朝潮ちゃんも年頃の女の子ですものね」
「ちなみに私は『週刊MEHYO』を購読しています。最新の情報を絶えず取り入れることが出来ますので」
「そんなところまで真面目なんだから、朝潮ちゃんたら」
提督が朝潮の頭を撫でてやると、朝潮は頬を薄紅色に染めると椅子を5センチ提督に近づける。
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