過去ログ - 沙紀「プロローグへ手を伸ばして」
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24: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:25:27.08 ID:xFAhg3u30
「同じこと言うけど、本当に楽しそうに笑う子だなって。
夜空に散らばる星よりもキラキラ輝いていて、素敵で。
創作物が形になっていく過程を見ているだけなのに、
こんなに魅かれるものがこの世の中にはあるんだ」
25: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:26:11.13 ID:xFAhg3u30
名前も知らないアタシにこれだけ必死になって、熱く語って、へんな人だ。
それが単純な感想で、だけども同時にこの人のことをもっと知りたいなって気持ちが生まれてきた。
26: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:27:47.08 ID:xFAhg3u30
「……アイドルになれるとおもう?」
「なれる。誰にも負けない、とびっきりのアイドルにする」
27: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:28:36.28 ID:xFAhg3u30
汚れていない名刺に視線を落とす。
テレビの中でかわいくて、かっこいい衣装を着て、歌って、踊って。
28: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:29:36.92 ID:xFAhg3u30
「歌うんすよね」
「歌うし、踊る。あと演技したり」
29: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:30:09.30 ID:xFAhg3u30
それでも真っすぐアタシを見据えるこの人は、
どこから湧いているのかわからない大層な自信を持ってアイドルにする、なんて語る。
それも三回も会いにきて。
30: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:30:58.00 ID:xFAhg3u30
それ以上に、何度か話しただけなのにその気になっているアタシはもっとおかしい。
正常な判断ができてないみたいだ。
31: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:32:26.60 ID:xFAhg3u30
「仮に」
「うん」
32: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:33:54.53 ID:xFAhg3u30
空はいつもの水色だった。
アタシがよく使う色で、好きな色。
33: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2016/01/04(月) 21:37:09.81 ID:xFAhg3u30
おわり
デレステに追加もだけどメダルでまったくでない
34:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/04(月) 21:38:19.40 ID:rg++9kvP0
乙
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