過去ログ - 李衣菜「突き指で全治二週間なんて……ロックじゃないなあ」
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21:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 22:28:05.81 ID:5+LB/rZn0
李衣菜「な、何よ。それ……」

みく「……とっくに気付いてるもんだとばかり思ってたけど……もし分かってないようなら教えてあげるにゃ」

李衣菜「…………」

みく「李衣菜ちゃんはどんなに頑張っても、夏樹チャンみたいにはなれないにゃ」

李衣菜「! …………」

みく「才能が違う。センスが違う。技術も経験も努力の量も何もかもが違う」

李衣菜「なっ……!」

みく「そんな李衣菜ちゃんがどんなに頑張ったって、絶対に夏樹チャンみたいなロックなアイドルにはなれないにゃ」

李衣菜「そ、そんなこと……みくに決められたくない!」

みく「別にみくが決めてるわけじゃないよ。さっきも言ったけど、これはただの事実にゃ」

みく「大体、『憧れ』なんて言葉を使ってる時点で、李衣菜ちゃんは夏樹チャンを超えることは勿論……本当は肩を並べようとさえ思ってないのにゃ」

李衣菜「! …………」

みく「『自分が夏樹チャンに敵うはずが無い』……本当はそう思ってるんでしょ?」

李衣菜「そ、それはっ……」

みく「ギターの練習をすればするほど……李衣菜ちゃんは、自分と夏樹チャンとの間にはどうやったって越えられないほどの高い壁があることに気付いた」

李衣菜「…………」

みく「でも、諦める気にはなれなかった」

みく「いや……厳密に言うと少し違う」

みく「『諦める必要すらなかった』」

李衣菜「! …………」

みく「それはなぜか?」

李衣菜「…………」

みく「李衣菜ちゃんは気付いてしまったからにゃ」

みく「――『自分は元々、夏樹チャンみたいなアイドルになりたいわけじゃなかった』ってことに」

李衣菜「! …………」


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