過去ログ - 李衣菜「突き指で全治二週間なんて……ロックじゃないなあ」
1- 20
27:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:37:36.03 ID:5+LB/rZn0
みく「……何で、そう思うの?」

李衣菜「みくは何があっても……今の私を否定したりしないから」

みく「…………」

李衣菜「何があっても、どんな時でも……今の私を、あるがままの私を認めて、受け容れてくれる」

李衣菜「それが……みくなんだよ」

みく「…………」

李衣菜「だからあんたは……みくじゃない」

李衣菜「そして、今の私を……心のどこかで否定しようとしていたのは……他でもない、私自身だ」

みく「! …………」

李衣菜「そうでしょ? ……“私”」

みく?「……よく分かったね」

(みくの形をしていたものが李衣菜の形に変わる)

李衣菜「……あんたは、私の心の弱さ。今の自分を否定しようとしていた……私自身の心だ」

李衣菜『流石、自分のことだけあってよく分かってるじゃん。その通りだよ』

李衣菜「まったく、つくづくロックじゃないね。まさかこんなドッペルゲンガーみたいなのまで生み出しちゃうなんてさ」

李衣菜『別に、あんたに限った話じゃないよ。人は誰でも、心に弱さを抱えてる。完璧な人間なんて、この世にはいないからね』

李衣菜「まあ、そりゃそうか」

李衣菜『それで? これからどうするの?』

李衣菜「……何が?」

李衣菜『何回も言わせないで。このままでいいの? ってことだよ』

李衣菜「ああ。そんなのもう、一つしかないじゃん」

李衣菜『?』

李衣菜「あんたも“私”なら、分かるでしょ? 『自分がロックだと思ったら、それがロックなんだ』って」

李衣菜『! …………』

李衣菜「今の私にとっては、なつきちに憧れてギターの練習をすることも、みくとのユニットを全力で楽しむことも……全部含めてロックなんだよ」

李衣菜『…………』

李衣菜「だから私は、今の自分を曲げる気は無いよ」

李衣菜『…………』

李衣菜「ロックなアイドル、目指してるからね!」

李衣菜『…………』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
48Res/26.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice