過去ログ - 穂乃果「これがラブライブの選択だよ」
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97:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/08(金) 20:18:01.14 ID:1NE3n2gfo

亜里沙「そして、……忘れていくんです。タイムマシンを使うたびに、ポロポロと未来の記憶がなくなっていきます。それに気付いたのが、先日穂乃果さんとお話しした後です。正直、目の前が見えなくなるくらい愕然としました……」

亜里沙「お姉ちゃんの嘘だらけの手紙。だけど、何が嘘なのか大半が分からなくなっていて、嘘であったと言う感覚しか残っていません」

亜里沙「亜里沙は、誰かに大切なことを託されてここに来たんです! 託されたはずなんですっ!」

亜里沙「その大切なことすら今はもう分かりません……」

亜里沙「亜里沙は何のためにここに来たのかっ! 使命を忘れるなんて、意味なんて……ない! ないんです……!」ポロポロポロ

ギュッ

亜里沙「穂乃果、さん……?」

穂乃果「意味はあったよ。優しい嘘つきの絵里ちゃんに一泡吹かせるんでしょ? 亜里沙ちゃんが居なければ、私は前に進めなかった。だから、意味はあったの! 亜里沙ちゃんが居てくれたから、今の現実があるの!」

穂乃果「だから、自分を責めないで……」

亜里沙「──大丈夫だから」

穂乃果「え?」

亜里沙「……大丈夫だからって、お姉ちゃんに伝えなくちゃ、いけない……」

穂乃果「もしかして、思い出したの!?」

亜里沙「あれ? 亜里沙、何か今言いましたか? あれ? 変だな? 何か言ったのに思い出せない……あれ?」

穂乃果「……穂乃果が確かに受け取ったよ。亜里沙ちゃんの言葉。だから、安心して。亜里沙ちゃんは使命を果たせるから」

亜里沙「……そっか……良かったです……。多分、亜里沙は次に世界線が移動すると、もう思い出せないと思うから……これだけ多く覚えていられたのが、きっと、奇跡だったの、かな……?」

穂乃果(泣き疲れたのか、そう呟いて、亜里沙ちゃんは目をつむった)





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