過去ログ - 魔王「勇者がこの城に向かってる!?」側近「安価の力で乗り越えましょう!」
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57:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 21:53:11.82 ID:aDdbm3Fko
ターボ「まぁ座りな」

魔王「お、おう」

ターボ「さて......五大属性を知らんとなると...そうだな、アンタを建築で例えるなら、まだ基礎工事もできてねぇ状態だ」

魔王「建築で例えなくていいよ」

ターボ「まぁいい、ちゃちゃっと説明してやるぜ」

ターボ「...ほいっ」パシッ

魔王「?」

ターボ「この手の中には何が入ってると思う?」

魔王「何って...なんもない宙を掴んだように見えたけど。虫でもいたか?」

ターボ「そのとおり、この手の中にはなんにもねぇ、あるのは埃くらいだ」パッ

ターボ「だが、この部屋いっぱいに漂ってるのは埃だけじゃない。見えないし匂いもしないし温度もないが、この大気中には『魔元素』ってのが混ざってる」

魔王「まげんそ...」

ターボ「そして、その『魔元素』を吸収することができるのが俺たち魔物。人間との差はそれ以外にねぇ」

魔王「そうなのか...知らなかった」

ターボ「そして俺たちは吸収した魔元素を生命力やら魔力やらに変換することができ...」

ターボ「さらにその魔力をいろんな形で作用させるのが魔法だ」

魔王「へぇー...」

ターボ「ハハハ、へぇー...だってよ!こいつホントに魔王なのかよ!」

側近「もしかして魔王様、人間と同じ教育しか受けていなかったのでは?」

魔王「少なくとも魔力やらなんやらってのは教わらなかったな」

側近(もしかしたら元魔王様は本当に、この方には魔法なんて必要ないと考えていたのかもしれない...だから教えなかった?)

側近(そもそも元魔王様ほどの方が病気で亡くなられたというのもおかしい...)

側近(魔元素を生命力に変換していれば、もっと長く生きていられたはず...一体なんのために?)


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