27: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:41:16.01 ID:YmOytsSF0
 二人組のユニット……キュートとクール…… 
  
 しっかりしなきゃ……のあにゃんは、もう隣には居ないんだから 
  
28: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:42:02.04 ID:YmOytsSF0
 「李衣菜チャン、料理とかするのにゃ!?」 
  
 「あっ……」 
  
 「みくは……」 
29: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:43:08.76 ID:YmOytsSF0
 みく「うっ……」パクパク 
  
 みく「ふぅ……」ゴクン 
  
 蘭子「あれ?」 
30: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:44:15.95 ID:YmOytsSF0
 「卯月ちゃん。どんな理由があっても……仕事をほっぽり出すのはプロ失格だと思う」 
  
 スポッ 
  
 「本当に……心配したんだよ、うづにゃん」 
31: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:45:10.98 ID:YmOytsSF0
 名前が呼ばれるたびに、 
 ウォォォォォォ 
 ホァァァァァ 
 と、地響きのような歓声が会場全体からわき起こって……みくの心臓はどきりどきりと鼓動を早めていったにゃ。 
  
32: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:46:39.35 ID:YmOytsSF0
 P「んん……くーっ、落ち着かないな。どうにも」 
  
 みく「Pチャンがソワソワしてるとこっちまで落ち着かなくなるんだから止めてにゃ」 
  
 P「すまんすまん」 
33: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:47:23.45 ID:YmOytsSF0
 P「……あー」 
  
 P「……シンデレラガールになって、燃え尽きて引退……なんてことは、止めてくれよ」 
  
 みく「何を言ってるのPチャン。みくはトップアイドルとして猫耳アイドルを普及させるという使命があるんだから、引退なんかしてられないにゃ」 
34: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:47:59.18 ID:YmOytsSF0
 喉がカラカラになってきたのをPチャンとの会話で誤魔化してるうちに、舞台袖に控えているアイドル達は……みくを入れて10人になっていたにゃ。 
  
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35: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:50:06.95 ID:YmOytsSF0
 『第三位、高垣楓!○○プロ所属!!』 
  
 最後の三人にまで残っていたあのベテランアイドルが光の中に出て行った後、いよいよみくの緊張はクライマックスを迎えたにゃ。 
  
 この時にはもう、みくの猫耳には歓声なんか聞こえていなかったにゃ。 
36: ◆iFoMEEmYmMcf[saga]
2016/01/07(木) 23:51:10.26 ID:YmOytsSF0
 周子「……」 
  
 周子P「……」 
  
 『皆様、大変長らくお待たせいたしました』 
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