過去ログ - 【デレマス】アイ・キャン・フライ【スカイライダー】
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12: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 23:49:12.38 ID:nHiGae130
「フライステーションにあるのは『ウィンドトンネル』ってデカい空調機だ。
 床はメッシュ状のトランポリン、別室にある12ベーンモーターから流れる気流がコーナーベーンで屈折して、
 下からフライトゾーンへ滑らかに入っていくことで専用スーツを着た内部の人間を疑似空中飛行させる。
 中の温度は通年22度、気流の速度や密度は均一と管理は完璧、万が一モーターが止まっても
 空気の流れは徐々に小さくなるからトランポリンに軟着陸確定。これにより時速約200キロでの落下を安全安心-」

「ちょ、ちょっと待って!今からノートに整理しますから…!」

唐突、かつ一向に止まる気配なくペラペラと続くプロデューサーの解説に、幸子は慌てて鞄からノートを取り出した。
勉強する時はとりあえずノートに全て書き、それを清書することできちんと理解するというのが幸子の学習プロセスである。
が、ようやくノートと筆記用具が準備できた直後、プロデューサーは少々意地の悪い笑みを浮かべて幸子の頭を撫でた。

「うーん、ドヤ顔もいいけど慌てる幸子もカワイイなー」

「ちょ、頭撫でないでください!たしかにボクは一番カワイイですけど!」

臆面なく愛でるプロデューサーも相当なものだが、憚ることなくカワイイを主張する幸子も幸子である。
嫌がっている風を装いながらもさして抵抗しない幸子の頭をひとしきり撫でると、一度プロデューサーが目を閉じる。
直後に目を開けたその顔は真っ当な仕事人のものだった。

「ま、細かいことはこっちの資料で読んでもらうとして…要は大空まで行かずしてスカイダイビングができる施設、ってことだ。
 ガラス越しに飛んでる様子が全方位丸見えだから、正式オープン後は未経験者も経験者も重宝するんじゃないかな」

「経験者なら、実際に空を飛んだ方が良いんじゃないですか?」

「フォーム確認やフォーメーション調整に都合が良いんだ。世界選手権クラスのチームも調整に使ってるらしいからな。
 それに、実際に飛ぶのとフライステーションでやるんじゃ手軽さが違い過ぎるだろ。
 お財布的にもそうだが、何より時間的にな。ウチが今回目を付けたのもそこに理由がある」

ここに来て、幸子は今の話が先日のスカイダイビングに絡んだものであることを思い出した。
話している内に話題が頭から飛びやすくなるのが、このプロデューサーを相手にする時の難点だった。



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