過去ログ - 【デレマス】アイ・キャン・フライ【スカイライダー】
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33: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/30(土) 02:17:51.79 ID:Q0vWH/ld0
「私はかつてネオショッカーの科学班にいたんだ。
 食糧危機に備えて、どんな汚名を被ろうと人口調整に乗り出す…という理念を信じてね。
 やがて、それがただのお題目であることに気付いたがその頃には組織から出れなくなっていた。
 私と同じ状態の構成員は、当時のネオショッカーに少なからずいた。
 …その状況を撃ち破ったのが、君だったというワケだ」

「大首領の死亡、か」


洋はそう言葉を差し込んだ。
大首領撃破後に、残っていたネオショッカーの構成員がどうなったかは判然としていない。
離反のタイミングがあるならそこしかない。ネオショッカーを追っていた洋は半ば確信していた。


「ほぼ合っているが、正確にはその少し前だな。
 酸素破壊爆弾を持ち出した時点で、集団離反の流れは既に固まっていた。
 そうして逃げ出した人々を私が連れ出して導き、今のこの施設に至っている」

「ここの施設関係者が全員ネオショッカーの元構成員だというのか!?」

「そうだ。入口にいる案内嬢は、大首領の召使いの1人だったそうだ」


さすがに洋も驚きを隠せなかった。
フライステーションに数回通った上で元ネオショッカーだと気付かなかったのもそうだが、
大首領の召使いという立場は、今は亡き洋の母と同じものだ。
母はネオショッカーの暗殺部隊にかかり亡くなったが、もし自分が母を無理に救出しなければ、
あの場所に生きて立っていたのは母だったかもしれない。
もちろん守谷の言葉が真実ならば、という前提だが。


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