過去ログ - 【デレマス】アイ・キャン・フライ【スカイライダー】
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46: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/03(水) 02:49:55.02 ID:U9rjL5TR0
「…それで結局、あの話はなにかわかりましたか?」

ややあって、上機嫌な幸子が表情を引き締め、自ら話を変えた。
プロデューサー用に取った宿の一室に幸子がわざわざ乗り込んできたのは、
別に撮影の成功を報告したりドヤ顔するのが目的ではないのだ。

聞かなかったことにする、と洋には言ったものの、万が一洋が決闘に応じて、そして到着が遅れるようではかなわない。
そこでプロデューサーにだけは先日盗み聞きした話を伝えておいたのである。
とはいえ、いたずらに口外することは避けた。
今回はやむを得なかったが、基本的に幸子は前言を翻さない少女なのである。

そのポリシーを曲げてまで伝えた甲斐は、あった。


「ああ、面白いことがわかったよ。幸子が細かい単語まできちんと覚えていたおかげでね。
 …キーワードは『酸素破壊爆弾』だ」

言いながら、机の上にプロデューサーが数枚の写真を並べた。
画質の劣化具合から時間が経ったものであることは幸子にもわかる。
だが、それ以上に写真に映っているものが気になった。

「これは一体?なんか、怪獣みたいなの映ってますけど」

「そいつがネオショッカーの大首領、らしい。本人がネオショッカーなる組織の者と名乗った上で、
 『大首領』と呼びかけた人間の声に応えて堂々と姿を現したことから、そう認識されている。
 で、頭上にあるのが酸素破壊爆弾。幸子が聞いた話にも出てきたものだな。
 コレの開発が原因で守谷氏は仲間を伴って反旗を翻し、ネオショッカーを離脱したことになるワケだ」

「えーっと…公演の企画の話なら、後にしませんか?」


あまりに突飛な話に理解を拒みかけた幸子だったが、プロデューサーは冗談を言ったのではなかった。


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