過去ログ - 【デレマス】アイ・キャン・フライ【スカイライダー】
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56: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/10(水) 12:03:57.89 ID:r+9a2wY80
<R------→I>

「あんなうろ覚えでも、要点をきちんと押さえてれば来れるものですね!」

荒野からわずかに距離を開けた場所に、幸子とプロデューサーは立っていた。
乗ってきた社用のバンは近くに停めてある。
通常なら、ライブの当日にこんな単独行動は難しいのだが、スカイダイビングでライブの壇上に降り立つ都合上、
幸子と他の出演者は最初から別行動を取っているのが幸いした。

「ま、この地図だけで来たワケじゃないんだけどな。ヒントは幾つか転がってた」

「ヒント?」

「幸子の聞いた守谷氏の発言だよ。決闘という体ではあるけど、事を荒立てる気が見られないんだよ。
 決闘の累がフライステーションの人に及ばないよう明言してるし、洋君の事情も可能な限り汲んでいる。
 なら人目に付かない場所を選ぶと踏んだ。それも幸子を空撮するのに間に合うような場所という条件付きでね。
 …調べたらここらへん、守谷氏の私有地なんだよ。うってつけだろ?」

幸子の書いた名刺大の地図を手に、プロデューサーはそう語った。
洋の手にわずかに見えた地図を、うろ覚えで書き写しただけの代物だけではさすがに正確な場所はわからなかっただろう。
だが情報を精査すれば、うろ覚えの地図を決定打に動くこともできる。
そういった情報固めに強い男だからこそ、大胆不敵な輿水幸子のプロデューサーも務まっていた。


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