過去ログ - 【デレマス】アイ・キャン・フライ【スカイライダー】
1- 20
63: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/11(木) 00:24:50.37 ID:FeeqSdjs0
重力に抗えず、海面へ落ちて行った光景がフラッシュバックする。
大気圏突入の高熱すら蘇る錯覚を感じた。
重力低減装置という英知を殺された記憶は忘れられるものではない。

思わず、右手の力が抜ける。
恐怖を自覚し乗り越えようとしても、そう簡単に覆りはしなかった。
それができるならばこんなに苦しめられなどしない。


―だが、スカイライダーの手は思わぬ形でホールドされた。


「恐れるな!お前は…飛べるだろうに!」

守谷の声。
自らが技をかけられ、このままでは大地に激突するとわかっていながら、
守谷はスカイライダーの右手を自らの両足に挟んで固定していた。

「たとえ落ちる瞬間であろうと空はお前の味方だ!
 空を愛し、空に救われた…お前自身を信じろ!!」

守谷の凄絶な覚悟が、スカイライダーの右手に力を取り戻させる。
そして、落ちる。真下に広がる大地から目を逸らさず、まっすぐに。
荒野に落ちゆくその姿は、一筋の流星のようだった。

「そうだ…オレは、スカイライダーだ!!」

三点ドロップの体勢を崩さぬまま、2人は大地に激突していく。
直後、時限爆弾のリミットの来た爆弾ゴキブリの爆発が、その姿を覆い隠していた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
86Res/95.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice