過去ログ - 上条「ソードアートオンラインか、やってみたいな!」キリト「ラストォ!!(6)」
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43:1ZIMA” ◆5OdiFuFGeA[sage saga]
2016/02/15(月) 22:31:59.63 ID:19d4AdjD0

「にゃ〜我が義妹の涙子は話を聞き出すのが上手いにゃ〜!!」

「いえい!」

「あーっもう!!

酒攻め質問攻めに遭ってたキリトが晴らすように声を上げる。
いい加減うっとおしく感じたのだろう、両サイドからよっかかってた土御門と佐天を払いのける。

「アルゴ、そろそろ『血盟騎士団本部』へ行く時間じゃないのか?」

「お、そうだったナ」

 先ほどからキリトが目線がチラチラと何かを見てる気がしたが、自身の視界に表示されてる時間を確認してたようだ。
と、何気に視線を気にしてた佐天が内心思い安堵した。まあ、キリトが佐天を意識してたかというとウソになるが、それは別の話。
 『血盟騎士団本部』への用とは月1の定期的な情報交換の一環で、無論『血盟騎士団』以外のギルド『ヒーローズ』等とも行っている。
それらギルドとは定期的な情報交換の必要があるのかと思うかもしれない。そうだ、鼠はいくつかのギルドとは今のようにプライベートでも親交がある。何故か?

「鼠の姉さんも大変だね〜。一見さんのために敢て定時に特定のギルドとあってるんだろ?」

「この世界で『情報』の大切さはオマエ嫁さんがよーく知ってるだロ?」

「大丈夫。いくらバカでもはまづらはそれぐらい知ってるはず」

「はず。って、滝壺さん!?」

「はいはい、ごちそーさんバカップル1号さん」

 そう、アルゴは新規の客のために敢て有力ギルドに寄る時間を固定しているのだ。
彼女は情報屋という性質上、下衆なプレイヤーに狙われることがあるので、安全面を考慮して攻略組のみだが『鼠』に用があるプレイヤーに考慮してる。
 ちなみに、先ほどの浜面と滝壺のやり取りを見て「アスナさん、参考資料に!?」と記者初春が新婦アスナに問「なりませんよ、初春さん」と答えたが「本当かな〜?」と意地の悪そうに茶化したリズベットの件があったのを添えとく。
 ささっとコーヒーを飲み終え帰る準備するアルゴ。

「せっかくだから送っていくよ」

と、この宴の主役であるキリトが声をかける。本来であれば主役がそのようなことをするのはどうかと思う。無論、一方通行が代わりに行こうと動こうとした。

「ここは俺の家でもあるんだから、家主の顔を立たせてくれよ」

そういって制した。反論する理由もないので皆そのまま受け入れる。そして、嫁の相手をしてもらうように頼む。

「お前は『2人暮らしのコツ』と番外個体の『炊飯器調理法』を一緒にアスナに伝授してくれよ」

「ナッ!?」

「…わかった」

「あらこの子、内心まんざらでもない感じだよ」

「こいつ、意外と表情でるぜ?この前もカウンターでッボ」

 読み取りにくい一方通行の感情を職業柄読み取り、そのコツを広めようとしたら裏拳を食らうエギル。
そして、まんざらでない事をばらしたクラインにもグラスがスキルを用いて飛んで行った。『炊飯器調理法の伝授』には表情を曇らせたアスナ、キリトがアルゴという女性と2人で外出するのに対して。

「いいんですか、アスナさん!?」

「ひょっとしたら〜?」


と、ややいたずらな質問をする佐天とリズベット。恋話に目がない世代であることもあるが、基本的にはアスナのリアクションが見たいという少しSな側面もある。それ以前にアスナの美少女リアクションは、様々な意味で参考になる。だったのだが、


「キリト君とアルゴだよ?」


 正妻の余裕といったところか、それとも純粋に2人を信じてるのか。
その言葉を発した後の笑みに、どちらも含まれてそうな気がするのは少女が仮にも女になったからであろうか。いずれにせよ、その言葉を受けたキリトとアルゴは。


「なんか…いけすかない…ヨ」

「う、うん」


何とも言えない気持ちになった。




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