18:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 03:33:41.25 ID:AHiYG1PX0
自分の絵本を読まれたという恥ずかしさ、そして、私らしいという言葉がどんなことを意味するのか分からないままということが酷くもどかしい。
でも、今はそれらとは違う、もう一つの気持ちも私の中に巡りました。
……私はさっき、乃々と、確かにそう呼ばれた。
その言葉の響きが体の奥に残っている。
私がアイドルをやめた時だったか、大学に通い始めた時だっかは分かりません。
彼はいつの間にか私のことを名前では呼ばなくなっていました。
それを少しだけ悲しいとは思っていたけど、彼からまた名前を呼ばれたことで、感情が揺れてしまう。
「優しい絵本だと、そう思うよ」
「……じ、実はそれ、まだ、終わってはない、ですけど」
「あれ、そうなのか?」
「……終わる気もしませんけど」
まぁ、終わらない物語があってもいいじゃないかとからからと笑う彼の姿を、ついぼんやりと見つめ続けてしまう。
包む空気が柔らかくて、私はまだ眠りの続きにいるみたい。
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