過去ログ - 黒髪少女「武器の手入れをお願いします」単眼少女「……」
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20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2016/01/11(月) 02:13:21.20 ID:X2ffE8rP0
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あれから数日経った

お互いの知り得る情報、価値観の違いから起きた言い争いの傷は、まだテリアの中でわだかまりとして残っていた

自分の軽率な行いで起きた事柄を悔いるのはどれくらいぶりだろうか

自らの経営する客のいないカフェで、一人コーヒーを啜りながら思いに耽っていた


「飲んどる場合ではないぞ」


コツンと頭を小突かれ、訪問客の存在に気が付く

よく知る青髪の老人だ


「エルクですか……何ですか、休業中の看板が見えなかったのですか?」


そう言うと、どこから取り出したのか机の上に"Closed"と書かれた看板を置いたではないか

今掲げられてはそんなもの、誰も知る由が無いだろう


「今私が決めたのですから。出てってくださいな」


横暴な発言とは裏腹に、ため息交じりのその声には覇気無い

らしくないと言い放ちエルクは反対側の席に座り込む

真剣なその面持ちに、テリアも態度を改め要件を聞く


「何かありました?」

「サイクロプスの彼女がいなくなった。3日前だ」


何故自分に報告をしなかったと、慌てて言い返すも、その発言は理に適っていないと気が付くとすぐに頬を膨らませ目を逸らす




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