過去ログ - 黒髪少女「武器の手入れをお願いします」単眼少女「……」
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◆cZ/h8axXSU
[saga]
2016/01/11(月) 02:14:54.14 ID:X2ffE8rP0
「ついな……あの娘が孫のように可愛くてな……本来機密の情報なのだが……その……」
この目の前にいる大馬鹿野郎が口を滑らせたというオチだ
あの山は火口付近の絶妙な温度のせいで、特殊な鉄鉱石が混ざり合う事があるのだ
その為、彼女の求めていた特殊鋼が自然に出来上がると言った現象が起こる
それを知った彼女はすぐにその特殊鋼を求め旅立って行った……というのが大まかな流れ
「善良な市民を危険地帯にご案内……フフ、やってくれたな糞ジジイ?」
「頼む、この通りだ、私の首でも何でもくれてやるからあの娘を助けに行ってやってくれ。この老体でドラゴンは流石に無理なのだ……」
まるで若いころなら大丈夫と言わんばかりのセリフだが、本当に大丈夫なところが腹立たしい
その汚い首はいらないが、あの娘を助けるのには同意する
テリアは目の前で縮んでしまっている老人に罵倒を投げかけると、普段は隠してあるその背の翼を広げ飛び出していった
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