過去ログ - 勇者「パーティメンバーを美女で固めてやったぜ!!」
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25:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 14:47:49.55 ID:pEso9emx0
――盗賊サイド

盗賊「うう、僧侶くんに乗せられて勇者サマの部屋まで来ちゃったけど……あうう! 体は男でも心は乙女だからね! いきなり襲いかかるなんてムリ! やっぱムリぃ!!」

盗賊「」ウロウロウロウロ

盗賊「はぁぁ〜……部屋に戻ろう。はぁぁぁ〜……」

老婆「あの、もし?」

盗賊「ひゃわっ! ……あ、な、なんでしょうか?」

老婆「申し訳ない、驚かせてしまいましたか。あたしはこの店のオーナーです。そちらの部屋のお方に御用ですかな?」

盗賊「あ、あの、用っていうか、用があるんだけど踏ん切りがつかないっていうか」モジモジ

老婆「ほっほっほ。若いものはいいですな。ただ、そちらの方には大富豪様の頼みで、当店で一番の美女をお付けしています。今はいられますと、少々気まずいことになるのではありませんか?」

盗賊「……なんですって?」ピクピク

老婆「下での騒ぎっぷりも拝見しましたが、きっと中でさぞやハッスルしているのではありませぬか」ホッホッホ

盗賊「ぐぬぬ……――はぁ。なら、やっぱ帰ります」

老婆「おや? その様子……もしや、あの方とはただならぬ関係であったりしましたかな?」

盗賊「そうなりたいと思っていたんですけど……。はははは」

老婆「よろしければ、このババアがお話を聞きましょうか? これでも人より長く生きていますので、何かアドバイスができるやもしれませんぞ?」

盗賊「いえ、それは――そうですね。話だけでも」

 老婆の自室という、最上階の豪華な部屋で、盗賊は彼女に自分の抱えているものをポツポツと話し始めた。
 盗賊は、傭兵の集まる酒場で失恋してやけ酒を煽っているところを勇者にスカウトされた!

盗賊「最初は『君のような美しい女性が傷心しているのに、放っておくことなんてできない』って慰めてくれたのに……あいつもあたしが男だって知った瞬間……ああああ! 思い出したらまた腹立ってきた!!」

老婆「な、なんと……その容姿で男子であったとは……この老婆もまだ、人を見る目を養わねばなりませぬな。……ところで。それでしたらこの老婆、ひとつ良い話を知っていますが」

盗賊「なに? 相手の性癖を変化させる薬でもあるの?」

老婆「あいや、変えるのは相手ではなく……自分の性別ですよ」

盗賊「……なぬ!?」


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