過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
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22: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/16(土) 20:53:19.37 ID:scpMd8kO0

「んじゃ一旦外行くか」

教師に2人乗りを見咎められると面倒だ。
その意を汲んでくれたのか雪ノ下はこくりと頷くと、首に緩めに巻いたマフラーをきゅっと締め直した。

通用門を目指し歩く。校舎はしんと静まりかえり、からからと車輪が回る音と風の音以外は何も聞こえてこない。
門を出て数メートルであたりを見回す。周りには学校関係者もいない。この辺で良いだろう。

「よし乗っていいぞ」

言うと、ぴくりと肩が動いた。そのまま自転車の後方、荷台をじっと見つめる。

「え、なに。どした?」

「……いえ。なんでもないわ」



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