過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
1- 20
23: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/16(土) 20:55:11.86 ID:scpMd8kO0

マフラーを通しているのでくぐもって聞こえるものの、声には張りがない。
ちらりと顔を覗きこむと、ふいっと逸らす。ああ、この反応には見覚えがある。

「お前あれか。2人乗り初めてか」

「そうだけれど。何か問題でも?」

「そういうわけじゃないが」

こういうの無縁そうだもんなぁ……。こいつが誰かと2人乗りしてるなんてまったく想像つかないわ。俺だって人のこと言えないんだけどな。
雪ノ下は変わらず顔を背けて荷台を見つめていたが、やがてぽそりと呟いた。

「……乗り方」

「え?」

「これは、その……どう乗れば良いの?」

「あー特に決まってはないけど。ここ跨ぐか、そのまま横向きに座るかどっちかじゃないの? 多分」

「そう。ではこれで」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
56Res/28.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice