過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
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3: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/11(月) 18:00:05.60 ID:Pi11uMdl0
窓に顔を向けた由比ヶ浜につられて、雪ノ下も顔を上げてちらっと窓を見た。
窓が揺れる音と、どこからか吹き込むひゅーひゅーという隙間風のみが部屋に響く。

もはや読書を諦めた俺は読みかけの本に栞を挟むと、すっかり湯気の消えた紅茶を片付けにかかる。時間もいい頃合い。そろそろ本日の活動も終わりを迎えるだろう。
雪ノ下は楚々とした所作でカップを傾け、ほうと息をついた。

「今日はここまでにしましょうか」

「そだね。誰も来ないっぽいし」

「だな。何よりここにいても落ち着かない」

「あはは、言えてる」

そう言って、仕方ないとばかりに由比ヶ浜は苦笑する。
しかしこれだけ風が強いと帰るのも一苦労だろうな。チャリ煽られまくるから怖いんだよなー。
そういう意味では電車やバスのほうが安全そう。と、そこまで考えてふと思いついた。



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