過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
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35: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/17(日) 22:01:13.08 ID:h4hwxr4q0

それが猫の手ミトンで、ひいては雪ノ下が慌てて首の動きを制したのだとわかるのに時間はかからなかった。すいっと俺が前を向くと、後ろからは小さく衣擦れのような音が聞こえてくる。

「……あのー、なにしてんの?」

「……言わないとダメ?」

「いや、まあ別に、ねぇ」

不意に触れられた頬がやたらと熱い。まるで冷めない熱を持ったようだ。
変にドギマギしてしまって、そのせいでへどもどした声しか発することが出来ない。

たっぷりとした間があった。すると再び、くいっとコートが引っ張られる感覚。
いや、だからそれ鞭とかリードの類じゃないからね?



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