過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
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45: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:15:21.15 ID:OGSx2FlX0

「……別に気にすんなよ」

「いいから。……はい出来た」

「まあ、アレだ。サンキュな」

これくらいなんでもない、と言うように首を振ると、雪ノ下は薄く微笑んだ。やだ……なにこれすごく恥ずかしい。紅くなった顔を見られぬよう、マフラーに深く顔を埋めて誤魔化すことにした。

少し歩けばバスロータリーが見えてくる。その前には商業施設が立ち並び、看板の白い光と街灯の柔らかい光がコントラストになって、駅前を優しく照らしだしていた。

「電車、動いたみたいね」

「みたいだな」

高架からは電車が走り去っていく音が聞こえてくる。
駅から続々と吐き出されていく人々を見てぽつりと呟くと、雪ノ下はそこで足を止めた。
俺も一旦立ち止まると、押していた自転車に再び跨る。



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