過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
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49: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:22:26.82 ID:OGSx2FlX0

「ああ。また明日」

こくりと頷いて、雪ノ下はゆっくりと歩き去っていく。

少しづつ距離が開いても、雑踏の中にまぎれてしまっても、彼女の後姿はよく目立った。
やがて完全に見えなくなってから、貰ったカフェオレのことを思い出してようやくひとくちつける。

「……甘いな」

受け取ったばかりの報酬のカフェオレは、寒空の下でもじんわりと暖かい。
控えめな甘さが少し疲れた体にちょうど良くて、思わずふーっと息が漏れた。

上を仰ぐ。
そうして自然と、吐息の行く末を見つめる。

白い霞はゆらゆらと立ち昇り、薄墨を垂れ流したような冬空に吸い込まれるように消えていった。



<了>


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