過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
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9: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/11(月) 18:10:53.57 ID:Pi11uMdl0

湯呑とマグカップを片付けて、帰りの準備を手早く済ませると鞄を背負う。
いつもなら3人そろって部屋を出るのだが、今日は少し違った。

「じゃあまた明日な」

「ゆきのんごめんね。バイバイ」

「ええ。また明日」

由比ヶ浜は名残惜しむように手を振り終えると、扉をかたりと閉めた。中に人を残して帰るのに僅かな違和感を抱えたまま、底冷えするような寒さの廊下を歩く。
昇降口まで歩いたところで、由比ヶ浜がぴたりと脚を止めた。

「ねぇヒッキー?」

「どうした?」

「ゆきのん、大丈夫かな?」

「大丈夫だろ。そんなに心配するもんでもない」

台風が来てるとか、自然災害で完全に電車がストップしているわけでもない。
時間が自然と解決してくれるし、バッファ的なバスやタクシーなどの別の交通手段も存在している。



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