過去ログ - モバP「五十嵐響子とユー・エフ・オー」
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16:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:49:47.70 ID:ebPNkpC50

 ライターを取り出せば、彼女は首を横に振る。

 形の良い唇にフィルターを咥えて、キスをせがむように顔を寄せてきた。

「火ならあるじゃないですかっ」

「だから、どこでそんな真似覚えたんだ」

 伸びた灰を携帯灰皿に落とせば、煙草の先がまた赤く光った。
 顔を寄せて七百度のキスをすれば、それはフィルターを通して甘ったるい煙に変わった。

 響子はゲホゲホと咳き込む。美味いもんじゃないだろう?

「どうしてこんなの吸ってるんですか?」

 そりゃあ……もう忘れた。



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