64:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:39:24.88 ID:hmaHeVpB0
風が窓枠を揺らす音が、微かに聞こえる。
65:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:39:57.12 ID:hmaHeVpB0
「あかり、少し外に出てみようよ」
66:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:40:28.83 ID:hmaHeVpB0
私の後に続いて彼女が跳ねる兎のように付いてくる。
67:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:40:59.48 ID:hmaHeVpB0
「ねぇ、あかり」
68:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:42:02.10 ID:hmaHeVpB0
「あかりが望むなら」
69:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:43:06.41 ID:hmaHeVpB0
そう促すと、彼女の左手は私の右腕を目指し伸びてゆく。
70:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:43:39.54 ID:hmaHeVpB0
「あかり、今からこの月はあかりの物だ」
71:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:44:13.56 ID:hmaHeVpB0
強く抱き寄せ、囁いた言霊は彼女の首筋を這い、耳元へと伝わる。
72:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:44:46.06 ID:hmaHeVpB0
「結衣ちゃん...あ、愛してるって...」
73:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/13(水) 22:45:22.67 ID:hmaHeVpB0
「...あかりはずっと、待ってたのかもしれないね」
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