過去ログ - あやめ「次こそ行けますよユッコ殿!」裕子「ムムムムーン!」
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24: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 10:57:05.29 ID:GWSNM9Xa0

「まだだ……!」それでもニンジャスレイヤーは救出に向かおうとするが、ここで無理をした身体が突然言うことを
聞かなくなり、彼の動きに乱れが生じる。(しまった……!) もはや万事休すか!?だがこの瞬間、残った3人のニンジャ
装束の少女の内、2人が突如霞のごとく掻き消えたのだ!14



25: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 10:58:40.65 ID:GWSNM9Xa0

さらに最後の1人はバンザイ姿勢を取ると、ニンジャスレイヤーが見ている目の前で地面へとぶつかった!まずは指先と
手のひらを地面に触れさせ、続いて頭、肩、背中を地面に触れさせた少女は、そこから勢い付けて立ち上がるとニンジャ
スレイヤーと向き合う!「前転だと……!」15


26: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 10:59:55.12 ID:GWSNM9Xa0

一連の動きを見ていたニンジャスレイヤーはカラテを構え、最後に降ってきた少女と対峙!「オヌシは何者だ!」
なぜニンジャスレイヤーはこれほど警戒するのか?それはもちろん事も無げに垂直降下飛び込み前転で落下の
衝撃を完全に殺した少女が人間ではないという可能性からである。16



27: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 11:01:18.02 ID:GWSNM9Xa0

突如として自らを増やした現象といい、身に纏うニンジャ装束といい、やはりこの少女は……!「ドーモ、ハマグチ・アヤメです」
「ドーモ、ハマグチ・アヤメ=サン。ニンジャスレイヤーです。やはりニンジャか」アイサツを交わした2人のニンジャの表情は
どちらも詳しくは読み取れない。17



28: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 11:02:20.43 ID:GWSNM9Xa0

アヤメはマフラーで顔半分を隠し、ニンジャスレイヤーは恐怖を煽る字体で「忍」「殺」とレリーフされたメンポで顔を覆って
いるからだ。恐ろしいメンポと無慈悲に光る赤い目。ニンジャすら慄くネオサイタマの死神を目の前にして、しかし対峙する
アヤメはまるで気にした様子を見せない。18



29: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 11:03:27.11 ID:GWSNM9Xa0

それどころかニンジャスレイヤーを一瞥した後は、彼につられてカラテを構えながらも屋上に呆然と座っている2人の少女を
心配そうに見つめており、自分に向けられる凄まじい殺意をまるで感じていないようであった。「そんなに後ろの2人が
気に掛かるか、どこの手の者だ」19



30: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 11:04:29.93 ID:GWSNM9Xa0

この時期にまったく正体不明のニンジャが現れただけでもニンジャスレイヤーにとっては看過出来ぬ事態だというのに、その
ニンジャがこれまで出会って来た者達とは全く異なる反応を見せたことが彼の心を惑わせる。このニンジャはアマクダリに
関係があるのか。それとももっと別の……。20



31: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 11:05:21.03 ID:GWSNM9Xa0

(((フジキド!)))ニューロンにナラクの声が響く。(((こ奴はニンジャソウルが憑依した輩ではない!ニンジャそのもの……!)))
(フィルギアのようなニンジャということか……ならば先程の現象は)(((ブンシン・ジツだ。しかし実体があるブンシンを
あの早さで作るなど……!)))21



32: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 11:06:13.12 ID:GWSNM9Xa0

(なぜ空から降ってきたか分かるか)(((……否……しかしオヌシの身体が万全ではないとはいえ、相手が姿を見せた以上は
必ず殺すのだ!)))ナラクの言う通りニンジャソウル憑依者ではないニンジャならば、それだけで警戒を強める理由になる。22



33: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 11:07:10.90 ID:GWSNM9Xa0

ますますニンジャスレイヤーの目付きが鋭くなるが、ここでアヤメは突如両手を上げ降参の意志を示したのである。
「アイエッ!お、お待ち下さい!わたくしは戦うつもりはありません!どうか敵意を向けないでください!」マフラーを下げ
顔をよく見えるようにしたアヤメは跪き、事情を話し始める。23



34: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/01/13(水) 11:09:57.79 ID:GWSNM9Xa0

「わたくし達はその、信じてもらえるか分かりませんが、そこのユウコ=サンのテレポーテーションによって跳ばされて
来ました。……サン付け?」自分の口にした言葉が信じられないのか、アヤメは首を傾げる。「妙ですこれは。まるで
……あの、スミマセン!一体ここはどこなのでしょうか……?」24



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