過去ログ - マックス「初めての耳掃除」レーベ「Zwei」
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1: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:19:37.63 ID:JI5kaSPKo

先にこちらからどうぞ

レーベ「初めての耳掃除」
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――――――――――

私はZ1型駆逐艦、マックス・シュルツ。皆からはマックスと呼ばれているわ

この鎮守府に着任したのはつい最近のことで、ビスマルクが建造されておおよそ二週間後に建造されたみたい

日本に来たのは初めてだから戸惑うことも多々あったけど、レーベがいた事もあってこの鎮守府での生活には早く慣れることが出来た

まだまだ分からないことはたくさんあるけれど、レーベや提督、他の艦娘に聞けば解決することばかりなので、そこまで困るような事は無かった

と、思っていたのだけど――

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2: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:21:26.57 ID:JI5kaSPKo

私が来て一ヶ月が過ぎたある日。私は遠征のメンバーとして第三艦隊に所属し、活動していた

「燃料と弾薬は……これで全部だな。よし」

以下略



3: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:23:10.08 ID:JI5kaSPKo

「マックス?」

痒いのを我慢していると、隣りにいたレーベが声をかけてくる

以下略



4: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:25:01.87 ID:JI5kaSPKo

鎮守府に帰投すると、回収した資材を指定の場所に運び、それから部屋に戻る

その前に天龍さんから遅れた理由について聞かれたが、その時は考え事をしていたと嘘を伝えた。耳の中が痒いのを我慢していたと言うと、大事になりそうな気がしたからだ。天龍さんは怒ることはなかったが、次は集中して取り組むよう注意された

以下略



5: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:25:36.08 ID:JI5kaSPKo

夢中になって耳の中で指を動かしていると、ガチャとドアが開いてレーベが入ってきた

「ただいま……何をしてるの?」

以下略



6: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:26:03.56 ID:JI5kaSPKo

「マックスは、この痒さをどうにかしたいよね?」

「ええ、勿論」

以下略



7: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:27:41.51 ID:JI5kaSPKo

「マックスは耳掃除って知っているかい?」

「ミミソウジ?」

以下略



8: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:28:17.58 ID:JI5kaSPKo

「……私にも、耳掃除について教えてくれるかしら?」

「もちろん。でも、ボクは自分でやっているわけじゃないんだ」

以下略



9: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:28:48.20 ID:JI5kaSPKo

夜になり、レーべに案内され着いたのは執務室だった。何故ここなのか疑問に思ったが、その理由はすぐ分かるだろうと思ったので口には出さなかった

ドアを開けて中に入ると、提督がこちらに気づいて声をかける

以下略



10: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:29:30.72 ID:JI5kaSPKo

「マックスには提督がするとは伝えてなかったんだ」

「なるほどな」

以下略



11: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:30:00.06 ID:JI5kaSPKo

(ボクの時もしていたけど、少しすれば慣れてくると思うよ。それに、耳の痒さをどうにかしたいんでしょ?)

言われて耳の奥の痒みをまた意識してしまう。この痒みをどうにかしないと、落ち着いて寝られそうもない

以下略



12: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:30:57.83 ID:JI5kaSPKo

「痛かったり怖かったりしたら教えてくれ」

提督は言ってから、ミミカキを私の右耳に入れて、耳壁を擦り始める。擦れる音が響いてなんだか不思議な感じ

以下略



13: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:31:29.85 ID:JI5kaSPKo

しばらく無言で耳かきが耳壁を擦る感触に意識を向けていると、耳垢があった部分の痒みが少し収まり、気持ちが良いと思った。しかし、最も痒い部分にはまだ手を付けていないのでもどかしい

「うーん……手前の方はこんなものかな。ここまでは問題ないか?」

以下略



14: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:32:05.07 ID:JI5kaSPKo

「……むっ、これはもしや」

「何かあったの?」

以下略



15: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:32:43.15 ID:JI5kaSPKo

「艦娘の私は耳の中に傷が出来てもきっと入渠ドックで治せると思います」

「確かに、治りそうな気はするけど痛い思いをさせたくないか――」

以下略



16: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:33:15.29 ID:JI5kaSPKo

「はい、提督」

「ありがとう。冷たいと思うが動かないでくれ」

以下略



17: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:33:42.53 ID:JI5kaSPKo

「へ、平気ですから……続けてください」

「そ、そうか」

以下略



18: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:34:24.62 ID:JI5kaSPKo

「こんなもんかな……じゃ、仕上げに入るぞ」

提督は耳かきを回転させて持ち替え、耳の中に入れる

以下略



19: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:35:19.57 ID:JI5kaSPKo

「じゃ、次は左耳だ。反対側を向いてくれ」

「了解」

以下略



20: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:35:58.23 ID:JI5kaSPKo

「こっちは細かい耳垢が少し多いな」

提督は慣れた手つきで耳壁から剥がれそうになっている耳垢をどんどん取り出していく。私は頬を真っ赤に染めながら早く終われと心の中で繰り返す

以下略



21: ◆Iris/WZGeA[saga]
2016/01/13(水) 21:36:59.37 ID:JI5kaSPKo

「奥の方は……右耳と比べるとたいした事は無さそうだな。これならすぐに終わりそうだ」

「さっきみたいな大物はもう無いんだね」

以下略



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