過去ログ - 伊織「マリン・オディティ」
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5:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/13(水) 23:06:51.08 ID:X6lrT1ts0
「それにしてもあんた、いつの間に後ろにいたのよ。運転しなくて大丈夫なの?」

「少し伊織が心配になってな。船が揺れたら危ないぞ。ヘルメットでもつけておいた方がいいんじゃないか?」

「あんたが船を揺らさなければいいじゃない。私にそんなダサい格好をさせるなんてありえないわ。」

「ヘルメットをかぶっても、伊織はかわいいよ。」

 男はそう言って、伊織の頭に手を伸ばした。男の手は、伊織の形を知り尽くしているかのように頭を辷り、柔らかく艶めいた髪を梳かした。



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