過去ログ - 唯「澪ちゃんが宇宙との交信を始めました」
↓
1-
覧
板
20
38
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:48:44.85 ID:lpxsQJzD0
「ごめん」
澪ちゃんの口から出たのは、さっきのりっちゃんと同じ言葉。
ようやくわかってくれたのか、とホッと胸をなでおろした瞬間、
以下略
39
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:49:22.40 ID:lpxsQJzD0
「あっ、ちょ、りっちゃん!」
「律先輩っ!」
「りっちゃん待って!」
叫びながら飛び出したりっちゃん、
以下略
40
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:49:55.06 ID:lpxsQJzD0
ジー、という耳ざわりなだけの雑音が響く中、澪ちゃんがわたしに振り向きました。
その顔は笑っているわけでも泣いているわけでもなく、きっと最初からわかっていたのかもしれません、
なにも言わず目を伏せるとラジカセのスイッチを切りました。
41
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:50:30.92 ID:lpxsQJzD0
音が止み、しん、と静まり返った部室はいつもとまるで違う空間みたいに思えて、
澪ちゃんのいる“宇宙”ってこういうところなのかな?
…と思いましたが、全然違うかもしれません。わかりません。
澪ちゃんの宇宙は、澪ちゃんの中にしかない。
以下略
42
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:51:03.41 ID:lpxsQJzD0
気がつくとラジカセを手に取った澪ちゃんが、スタスタと歩いて部室を出て行こうとするところでした。
慌てて後を追うと、澪ちゃんはポッケから鍵を取り出し、屋上の扉を開けようとしています。
集会で時折屋上を使っていましたから、その関係でうまいこと融通したのかもしれません。
ファンクラブ会長が生徒会長だと、そのあたりとっても便利なんでしょう。
以下略
43
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:51:31.80 ID:lpxsQJzD0
扉が開き、屋内に強く冷たい風が吹き込んできて、わたしは思わず顔を伏せました。
澪ちゃんは平然として長い黒髪をたなびかせながら扉の向こうへ踏み出してゆきます。
わたしも澪ちゃんに続きました。…さぶいです。
44
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:52:14.56 ID:lpxsQJzD0
空は青く広く晴れ渡っていて、雲ひとつありません。
高く空の向こうに、鳥が飛んでいるのが見えました。
こんな見事な晴天の日は、宇宙との交信もしやすいのではないでしょうか。
「天気がよくて、高い場所のほうが声は聞き取りやすいんだ」
以下略
45
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:52:59.96 ID:lpxsQJzD0
以下略
46
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:54:00.14 ID:lpxsQJzD0
★★
“ちょっと今、出てこれる?”
以下略
47
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:54:30.54 ID:lpxsQJzD0
「ねぇ、憂」
「なぁに、お姉ちゃん」
「もう一度聞くね。憂は聞こえた? 宇宙の声」
以下略
48
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage saga]
2016/01/14(木) 21:55:05.11 ID:lpxsQJzD0
「ジー、…っていう音は聞こえたよ」
「わたしも同じ」
「じゃあ聞こえてないってことじゃないの?」
以下略
100Res/45.33 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 唯「澪ちゃんが宇宙との交信を始めました」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1452774207/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice