過去ログ - 【けいおん!】灰色グレーを味方につけて。
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7:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
2016/01/15(金) 00:08:50.87 ID:9Umu7GdaO
部室の前の踊り場まで階段を駆け上がった。
ふたりとも息がキレて、肩で息をして。
ムギがその時になってようやく掴んでいた私の腕を名残り惜しそうに放して、私の腕は自由を取り戻したけど、もう少し、ムギの胸の感触を堪能していたかったなと思ったり思わなかったり。いいだろ、別に、こんなこと思っても。誕生日なんだし。私の方がムギより歳下なんだし。

私は息を整えながら、階段に座る。はい、これ、と言いながら私のバッグを私の横に置き、そのままその横にムギが座った。

「その、ありがと、ムギ......」

「澪ちゃんのバッグ重すぎ。ちゃんと教科書全部持って帰ってるのね」

「あ、ごめん」

今日に限って時間稼ぎで机の中のもの全部入れたんだった。
本当にごめん、ムギ。

「別に謝ることじゃないじゃない。ちゃんと勉強してて偉い証拠よ」

「じゃなくて!! つ、連れ出してくれて、ありがとっ!!」

「連れ出したのにお礼言われちゃったー」

ムギは茶化したように微笑んでそう言うから。


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