過去ログ - 魔王「よくぞたどり着いたな勇者よ」勇者「ふん」
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2:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 13:59:24.65 ID:uhw0cKwDO
勇者「なぜだ?」

勇者「お前を倒せば魔物がいなくなる」

勇者「それは平和な世界と呼べるんじゃないのか?」
以下略



3:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 13:59:59.41 ID:uhw0cKwDO
魔王「勇者よ、貴様が死ぬと人間共は全滅するのか?」

勇者「するわけない」

魔王「そうだろうな」
以下略



4:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 14:00:47.44 ID:uhw0cKwDO
魔王「私を倒したところで、魔物はいなくならない」

魔王「私は、貴様らの言うところの王様の役割に過ぎない」

勇者「…」
以下略



5:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 14:01:27.41 ID:uhw0cKwDO
勇者「しかし、お前を倒せば一時でも平和がやってくる」

勇者「平和な世界で、魔物を全滅させて行けばいいさ」

勇者「だから、俺がお前を倒すことに変わりはない」
以下略



6:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 14:02:03.69 ID:uhw0cKwDO
魔王「私は長きの間、私の元にたどり着く゛勇者゛とやらを待っていた」

魔王「この世界の理に縛られ、世界の示す道をただ歩み続ける、勇気有る者として、私の前に立ちはだかること」

魔王「それゆえに、疑問を持ったことはないかね?勇者よ」
以下略



7:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 14:02:58.71 ID:uhw0cKwDO
勇者「そのことに疑問を持ったことなどない」

魔王「ふ、ふふ…」

魔王「ふははははははははははははははははははは!!!」
以下略



8:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 14:03:42.78 ID:uhw0cKwDO
勇者「な、なんなんだよ!さっきからこの世界の理とか、わけわかんないこと言いやがって!」

魔王「……勇者よ、この世界の真実を知りたくないか?」

勇者「この世界の真実……?」
以下略



9:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 14:04:26.13 ID:uhw0cKwDO
魔王「私もお前の旅に同行しようじゃないか」

魔王「私は貴様から逃げるつもりはない……どうだろうか勇者よ、この世界の真実を知る旅、興味はないかね?」

勇者「……興味はある。だが、お前と旅をすることは出来ない」
以下略



10:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 14:05:20.92 ID:uhw0cKwDO
魔王「では、一つ話をしようじゃないか」

勇者「話?」

魔王「そうだ、先ほど貴様の口から先代の勇者と言う言葉が出てきているが、その先代の勇者とやらは結局どうなったのかな?」
以下略



11:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 14:06:14.67 ID:uhw0cKwDO
勇者「……?」

勇者「それはもちろん、平和な世界が来るだろ」

魔王「そうだな、だが平和な世界が来たはずのこの世界には、勇者の貴様と魔王の私がいる、それはなぜだろうか?」
以下略



12:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/15(金) 14:07:10.49 ID:uhw0cKwDO
魔王「意味はあるさ、私を倒せばつかの間の平和が来る」

魔王「それは、お前が待ち望んでいたことだろ?だが、よく考えて欲しい。なぜ、この世界には魔王と勇者が必ずいるのかをな」

勇者「なるほど、その真実を知る旅をすることが今の俺には必要なんだな?」
以下略



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