14:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/15(金) 21:57:26.27 ID:ft438Vl90
そう思うと、自然と口が開いた。
「...いいえ」
「そうではありませんわ...船見先輩」
「じゃあどういう事なんだよ...」
「あかりが好きなのは...あかりが見てるのは私じゃないんだぞ...」
「私の方が...あかりのことを知ってるはずなのに...っ!」
「船見先輩...それは自惚れですわ」
「お前に何が解るんだよ!」
声を荒げ、机に怒りをぶつけるあの人は、幼い子どものような目をしていた。
理不尽に怒りを、不条理に悲しみを。
そんな純粋な、哀しさがつまった瞳だった。
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