過去ログ - 幼馴染の末路3 -SS速報VIP

過去ログ - 幼馴染の末路3

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26: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 18:51:36.38 ID:KwI0fnyg0
まさか。
だって、まだ2ヶ月も経ってないのに。

「サブリーダー、最短で何日で別れましたか」

27: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 19:03:22.55 ID:KwI0fnyg0
思えば、私の言動のほとんどは受け身だったような。
確かに積極的に動いた部分もあるけれど。
お正月デートで言った言葉は、かなり無責任じゃなかっただろうか。

連絡だって無視してしまったし。

以下略

28: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 19:09:56.33 ID:KwI0fnyg0
それに、何もかも打ち明け合う必要なんてない。
ない、はず。
時と場合によるけど。

歌おう。

以下略

29: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 19:23:48.27 ID:KwI0fnyg0
帰りに、スーパーで食料品を選ぶ時、
ひよの喜びそうなデザートを物色した。
こういうのをきっと楽しむべきなんだ。

家に帰ると、鍵がかかっていた。

以下略

30: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 19:38:35.55 ID:KwI0fnyg0
人がペットを飼う理由がなんとなくわかった。
生き物は、そこにいるだけで癒される。
とりわけ、自分のことを好いてくれているならなおさら。

でも、このペットは彼女という分類だ。

以下略

31: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 19:49:36.11 ID:KwI0fnyg0
ピーという音が耳に入った。
ぼんやりと、ご飯の炊けた音だと理解した。
視界には、薄茶色の髪の毛。
そして、ひよの顔。

以下略

32: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 20:01:18.27 ID:KwI0fnyg0
「あの、起きようよ、順ちゃん」

「そだね……」

いい加減寝すぎか。

以下略

33: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 20:22:28.64 ID:KwI0fnyg0
ひよのことで一喜一憂して多少は疲れたけど。
むしろ、ひよのことをそうやって一日考えることができて、嬉しいと感じている自分もいた。

「順ちゃん、洗濯物冷えちゃうからとりこんでもらっていい？」

以下略

34: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 20:37:43.17 ID:KwI0fnyg0
「わかってること、わざわざ聞かないでよおー」

「はいはい」

サブリーダーの言葉が蘇る。

以下略

35: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 20:50:35.53 ID:KwI0fnyg0
ひよがいると、夜が心地よい。
どうしようもない、あてどもない不安が軽くなる。

「彼女だからって、全部を話さなくていいと思うんだよね。でも、話したいことがあるなら言って」

以下略

36: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/01/17(日) 20:59:45.52 ID:KwI0fnyg0
「そ、そんな素振り全然……」

「え、あ」

ああ、まるで私がかまをかけたみたいになってしまった。

以下略

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