過去ログ - 京太郎「なんてことはない大学生活」
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19: ◆LEr1qHwPyN4O[saga]
2016/01/18(月) 22:42:52.05 ID:bsIZdEwzo
明日は下品な雪のせいで早起きせねばならぬ、ちょっとだけじゃら



そんなこんなで姉帯先輩と談笑したあと、時間きっかり5分前に講義室へ。
まだ少しばかり空いているので、左右ともに人のいない席へ着く。
この講義に必要なノートや資料などを取り出し、テーブルの上へ。

「隣いい?」

「おう」

声の主を見もせずに返事をする俺。
もう見なくたって声を聞けばわかるからである。
前回のノートにおさらいがてら目を通していると、ヌッと白い手が視界に割り込んできた。

「んだよ」

「こっちに視線すら向けないのはどうかと思うけど、失礼」

「……そりゃ悪かった」

ぐうの音も出ないので、観念してそちらの方へ視線を向けると、少しばかり仏頂面の、見知った顔がいる。

「よう、新子」

「ん」

声をかけ直してやると一言だけ帰ってきた、仏頂面のは直らない。
新子憧、同学年で、同じサークルに所属している今時なJDだ。

「いる?」

「お、センキュー」

差し出されるはのど飴、りんご味。
ありがたく一つ頂戴する、うん、甘い。
そいつを舌で転がしていると、講師が部屋に入ってきた、今日もまた、特に変わったことのない講義が幕を開ける。


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