過去ログ - 【安価】ニンジャスレイヤー・ボーンオブ・ソウカイニンジャ【豊満】(Part15)
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◆HheB5CIUf2
[saga ]
2016/01/30(土) 23:20:57.47 ID:97zVZ4YPo
「いや、ドーモ、すまない。少し治療してきたのでね」
その視線は虚空だ。
「お、おお相当こっぴどくやられたようだな……」
「(右目もやられたという話は本当みたいじゃの)」
(((イグゾーション=サンをこんな目にあわせるとは、やはり危険かニンジャスレイヤー)」
「今回の秘匿ミッションはキンボシ・オオキイでしたなイグゾーション=サン」
スローハンドがイグゾーションを称える、と、同時に
「だがロードにまで秘匿してまで武田信玄埋蔵金を発掘しなおかつウミノ・スドを自分の命ほしさにニンジャスレイヤーに明け渡したのは流石にお粗末なのでは?」
「ウミノ・スド……」
ケジメニンジャがウミノを明け渡す交渉をしたのも彼は知っている、と同時にダークニンジャによりウミノが回収されたこともだ。
だがイグゾーションにはまだそれに対する言い訳があった。
「ウミノ・スドから聞き出せるべきことは全て聞き出せたし、必要ないと思ったのだ」
「ほう、だがウミノはニンジャ考古学に精通しているとか……もしかしたら」
「3種の神器の件だろう?それについても把握した」
「なに!?」
イグゾーションは懐からメモ帳を取り出そうとして落としてしまった。
利き腕ではないので慣れていないのだ。
グロッシィローズがそれを拾おうとしたがイグゾーションは手で制する
「私が拾う」
「ですが師父」
「私が、拾う」
彼は負傷兵めいた扱いをされることがいやだったので意地でも自分で拾うと言ったのだ。
黄金茶室でなんたるブザマな姿をさらすのだろうか。だが、それすらも許されるキンボシをイグゾーションは手に入れたのだ。
「ヌ……」
だがバランスを崩し転倒!!
「グワーッ!!」
「師父!!」
「アナヤ!イグゾーション=サン!!」
(((ヌゥ……見ていられん。イグゾーション=サン。ギルド最大派閥の長がこんな姿に)))カタカタ
(((何人かのニンジャはイグゾーション=サンを見限るかもしれんな……アナヤ!好都合な!)))
芋虫めいてはいつくばりながらメモを拾うイグゾーションにたいする貴族系グランドマスターにはイグゾーションにたいする
同情の心は持っていなかった。
「いわんこっちゃない!もちあげるぞ」
「いや、大丈夫だ、実際大丈夫だニーズヘグ=サン」
「水臭い!こういうときくらいおとなしくせんか!」
ニーズヘグはイグゾーションを米俵めいて担ぎ上げ、
椅子に座らせる。
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