過去ログ - 京子「結衣、私結衣のこと大好きだよ」
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16:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 13:52:58.59 ID:+D7P9ibf0
あかり「こ、これって!?」

あかりがそのページを読み進めると、まさに今の自分に降りかかっている事態と同じであった

1日に一度死の苦しみ与える黒魔術。これが死に戻ると日付が1日進んでいた理由だ

でもあかりはこの本を見るのは初めてだし、もちろん誰かに呪いをかけた訳でもない。それなのに何故?

その答えは最後の一文に書いてあった


“もし貴方にこの呪いが降りかかったのならば、その時は解呪をする事によってその不幸を他人になすりつける事ができます”


あかり「こ、これだ!! 誰かがこのお呪いをかけたけれど失敗して、呪いがその人に降りかかっちゃったんだ! だから誰かがあかりにこの呪いを擦りつけたんだ!」

あかり「そ、それならこの解呪の方法を試してみれば!!」


“呪いを擦りつけたい人を殺す”


あかり「………………え?」


“安心すべきは、殺したとしてもその事実は無かった事になる。その経験はこのページを読んでいる貴方にも理解出来るはずです”

“そして呪いを擦りつけた瞬間、それまでの貴方の記憶も消失します。貴方に罪悪感を感じる必要性も機会も永遠にありません”


あかり「…………………………………」


あかり(これってつまり……あかりは昔誰かに殺されたっていう事…………?)

あかり(そしてその呪いを誰かに擦りつけられた)

あかりの胸の中に今まで感じた事のない感情がメラメラと燃え上がってくるのを感じる

そう、あかりとは縁遠いと思われていた怒り、憎しみが………………

そしてそんな感情を抱いてしまったあかりが、精神的に不安定になっているあかりがそんな自分の事を許せるわけもなく…………


あかり「う、うわぁああぁああッ!!」

堪らず炊事場にあった包丁を自らの胸へと突き刺した


あかり「うっ…………げほっ…………!!」


冷たいフローリングの床へ、血を撒き散らしながら倒れこむあかり


あかり(あぁ、そう言えば今まで自殺はした事なかったなぁ…………)

あかり(ふふ、みんな安心してね…… あかりは絶対にみんなに呪いを擦りつけたりなんてしないから…………………………)

そんな事を考えつつ、あかりの意識は深い闇へと溶けていった









ガシャン



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