30:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 00:51:53.95 ID:fgWHg4CT0
理樹(そこで初めて君の部屋に入った)
理樹『……………』
佳奈多『……………』
理樹(気付く気配はなかった。僕は君が起きないようゆっくり近づいて………持ち上げた。君のベッドに運ぶために)
理樹『よいしょ…』
理樹(想定してたよりも人の身体というのは重かったけどとにかくベッドに乗せることは出来そうだった。しかし、その時、僕は愚かにもバランスを崩して手が滑ってしまったんだ)
理樹『!』
理樹(刹那の中で頭をフル回転させた。君を落としてはいけないし、起こしてもならない)
理樹(そこでとっさに持つところを変えてしまったんだ。つまり、最初は背中と足を持っていたんだけど、変えてしまったっていうのは足からもう少し上の方…つまり、直接的に言うと、臀部なんだ。君の)
理樹『〜〜〜っ!!!!』
理樹(パニックだった。やってしまった!触ってしまった!)
理樹(僕は君にそのまま毛布をかけると飛ぶように部屋を出て洗面台に向かった)
理樹(僕は手を洗った。君が汚いとかそういうことではない。一切違う。ただ、僕のあの手の感触がまだ残っていたからなんだ)
理樹(あの感覚は衝撃的だった。麻薬を使うとあんな感じになるんだろうか)
理樹(とにかくアレを味わうのは君に申し訳ないと思ったからなんだ。綺麗さっぱり忘れておかなくちゃこの先僕が今度は何を考えるか分からない。『もう一度…』なんて馬鹿げた考えを起こすかも)
理樹(だから感覚を冷水でシャウトしようとした。勢いでシャワーも浴びた)
理樹(そしてやっと自分の部屋に戻って、必死に心を無にして寝てしまった)
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