過去ログ - 比企谷八幡「カレー屋さんを立て直すことになった」
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ゴム屋おのでら
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2016/01/19(火) 01:33:03.04 ID:q/KusGqV0
前回:比企谷八幡「ディズ○ーランドのトイレを修理することになった」
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ある日、奉仕部にて……、
由比ヶ浜結衣「最近、奉仕部への依頼少ないね」
比企谷八幡「そうだな。まあその方が静かで良いんじゃねえのか?面倒な依頼を受けずに済むし」
雪ノ下雪乃「その発言は部員としていかがなものかと思うのだけれど、比企谷君。部の存続にも影響するわ」
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以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
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2016/01/19(火) 01:34:04.33 ID:q/KusGqV0
トントン
結衣「あ、誰か相談に来たみたいだね」
雪乃「どうぞ」
以下略
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以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
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2016/01/19(火) 01:34:55.89 ID:q/KusGqV0
結衣(あれ、うちの学校にこんな先生か用務員いたっけ?)ヒソヒソ
八幡(いや、俺の知る限りではあんなおっさんいいなかったぞ。一体誰だあのおっさん)ヒソヒソ
雪乃(怪しい人物ということかしら……それなのに比企谷君の知り合いではないだなんて)
以下略
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以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
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2016/01/19(火) 01:35:58.57 ID:q/KusGqV0
おっさん「ああ、これは失礼。私、こういう者です」っ
結衣「名刺?なになに……『カレー屋kokoハチ』?」
雪乃「ココハチ…? あまり聞き馴染みのない店名ね」
以下略
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以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
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2016/01/19(火) 01:37:16.14 ID:q/KusGqV0
>>4
訂正
カラー屋→カレー屋
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2016/01/19(火) 01:38:05.37 ID:q/KusGqV0
結衣「へぇ、おじさんは私達の先輩なんだね!!」
雪乃「一応、元はこの学校の生徒ということね。でも現役ではないわね」
おっさん「ええ、でももう頼るところがここしかないんだ!頼みます、何でもしますか」
以下略
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2016/01/19(火) 01:38:58.00 ID:q/KusGqV0
八幡「はぁッ、お店が経営難で潰れそうだから力を貸して欲しいって!?」
おっさん「ええ、なかなかお客さんが入ってくれなくて……」シュン
雪乃「この学校近くという立地条件も問題しているのではないかしら」
以下略
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2016/01/19(火) 01:39:55.54 ID:q/KusGqV0
八幡「ああ、あとラーメン屋とかならまだわかるかもな」
雪乃「学校終わりに一人でラーメンを食べるなんて、私には勇気がなくて出来ないわボッチ谷君」
八幡「うるせっ、勝手に一人とか決めんなよ」
以下略
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2016/01/19(火) 01:41:00.75 ID:q/KusGqV0
八幡「話を戻すけど、おじさんのターゲット層は店の近くの学校に通う俺達総武の生徒達ってことすか?」
おっさん「最初はそう考えてましたが、今は違います。あまり世代で狙いを定めずにやろうと思って」
結衣「この店の近くだと、結構アパートとかもあるんじゃないかな」
以下略
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2016/01/19(火) 01:42:04.03 ID:q/KusGqV0
おっさん「そう思いまして、実は今日カレーを持ってきました!うちの自慢のビーフカツカレーです!」っ
八幡「え、カレー持って来たのかよ!?」
結衣「うわぁ〜〜美味しそう!いい匂いだね」
以下略
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2016/01/19(火) 01:43:16.40 ID:q/KusGqV0
八幡「お、普通に旨いぞ!」モグモグ
結衣「うん、カツもサクサクしててジューシーで美味したいね!!」モグモグ
おっさん「本当ですか!?ありがとうございます」
以下略
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2016/01/19(火) 01:44:23.62 ID:q/KusGqV0
おっさん「味には自信あるんですがね、やはり店が問題なんでしょうか……?」
八幡「え、店がって?」
おっさん「何分儲けがなくて、店がオンボロなもんで」
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2016/01/19(火) 01:45:34.17 ID:q/KusGqV0
結衣「でもオンボロって言われても、実際にどのくらい汚いんですか?」
おっさん「ええ、なんなら今から来てくれますか?」
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2016/01/19(火) 01:46:46.42 ID:q/KusGqV0
雪乃「これでは誰も入らないわね。それに嫌な匂いもするのだけど」
おっさん「リフォームするにも、費用が足りなくて」
結衣「うわぁ……こりゃそうとうヤバイし」
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2016/01/19(火) 01:48:17.81 ID:q/KusGqV0
結衣「もうちょっと入りやすい雰囲気にするとかは?」
おっさん「ああ、実はこんなボロボロな店でも、知り合いの協力を経て、来月からあるキャンペーンを始めることになったんです」
八幡「キャンペーン? 全然儲かってないのにか」
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2016/01/19(火) 01:50:25.80 ID:q/KusGqV0
そしてキャンペーン開始次の月から、お店はたった一人の少女のおかげで繁盛した。
おっさん「いやぁ〜〜ありがとう雪ノ下さん。おかげでお店は大儲けですよ」
雪乃「いいえ、これも世のため人のためですよ」モキュモキュ
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2016/01/19(火) 01:52:08.88 ID:q/KusGqV0
おっさん「しかし、またしても困ったことがあって」
結衣「え、また何かあるの?」
おっさん「はい、実は調子に乗ってしまってビーフカツカレーを作りすぎて、カツが余っちゃったんですよ」
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2016/01/19(火) 01:53:48.29 ID:q/KusGqV0
おっさん「このまま廃棄するのも勿体無いし、何か有効活用する方法はないですかね」
結衣「え、でもそういうのってちゃんと廃棄しないといけないんじゃ……」
雪乃「これだけたくさんのパンさんをくれたお礼よ、私がなんとかしましをょう!」
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2016/01/19(火) 01:56:06.87 ID:q/KusGqV0
数週間後……
結衣「見てよヒッキー、あのカレー屋さん綺麗になってるよ!」
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以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
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2016/01/19(火) 01:57:39.10 ID:q/KusGqV0
おっさん「いやぁ〜〜雪ノ下さんには頭が上がりませんよ。廃棄するはずのカツを雪ノ下さんが立ち上げた買取会社が引き取って、それを使って新たに商売をするとは! その転売ビジネスのおかげでお店も大きくなりました」
雪乃「ふふ、これで世界中のパンさんは私のものだわ!!」
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以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
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2016/01/19(火) 01:59:32.18 ID:q/KusGqV0
県警の捜査により、雪ノ下が廃棄するはずの冷凍カツを不正に転売し、千葉県内のスーパーなどに卸していたことが発覚となり、このことはニュースとなって全国の人々にあっという間に知れ渡った。
当然問題となった雪ノ下の会社は破綻、学校側の雪ノ下を退学処分とすることに決めた。
カレー屋「ゆきのんのパンさんカレー」も当然閉店となり、職を失ったあのおじさんは自ら命を絶ってしまった。雪ノ下に頭が上がらない状況となったおっさんは、雪ノ下のパンさん欲しさからくる暴走になかなか口が出せなかったようだ。
ちなみにあのおっさんは、パンダのパンさんのぬいぐるみを作ってる会社の社長の三男坊だったらいし。知り合いどころか、身内だったとはな。
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