過去ログ - 【安価】勇者が冒険するようです
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144: ◆i8c3ZXfr3A[saga]
2016/01/23(土) 17:04:01.98 ID:9TYV77W/0

光僧侶「ま、食べないなら私がいい部分もらうからいいけど」

慣れた手つきで、光僧侶は木串を取り出すと、鍋の中で踊り焼ける肉に刺していく。

木串を刺した部分から血が滲み、血玉が鍋で踊っていく。

その奇妙な、風前の灯のような踊りをみている。

と、光僧侶は運ばれてきた、肉が乗っていた大皿に添え物としてあった大きな葉を鍋に入れて、肉にふたをするかのようにかぶせた。

光僧侶「こうすることで、野菜の水分が肉にしみ込んで美味しくなるの」

へぇ、そんな料理方があるのか。

光僧侶「ほら、あんたはボサッとしてないで、これをいれなさい」

渡されたのは、黒の液体が入っている大瓶。

試しにふたを取って匂いを嗅いでみると、甘いようで、すっぱいような、複数の匂いが混ざり合った特別な匂いがした。

勇者「これは?」

光僧侶「ドレッシングよ、なんでもゴマって奴を主に、色々なものを混ぜ込んだもののようね」

勇者「へぇ」

光勇者「これをいれて、煮込めば完成よ」

とりあえず、鍋全体に一周するように入れる。

と、ソースが焦げて、香ばしい香りが鼻をくすぐった。







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